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仕事のご褒美にしたい「至福のクルーズ旅」の数々 南国から南極まで、グルメと景色を堪能する旅

東洋経済オンライン / 2024年9月29日 9時0分

一方、宇宙船のような形の未来型客船MSCワールドエウローパの内部にはビール醸造所を持つパブや、野菜を栽培しているレストランなど次世代型施設も多数。過去と未来の魅力を併せ持つ地中海クルーズが楽しめそうだ。

流行りの探検クルーズ行く先は瀬戸内海?それとも南極?

南極、北極、アマゾンなどを冒険心いっぱいに駆け巡るエクスペディションクルーズは近年、注目の的。中でもフランスのポナン社は、シャンパーニュも含むフリードリンク、アラン・デュカスのコンサルティング会社が協力する料理とサービスなど高級感も併せ持っている。

ル・ジャック・カルティエ(9900総トン、全長131m、乗客定員184名)による10月3~10日「秋の瀬戸内 小さな港町めぐり」(5220ユーロ~)は、神戸から乗船し、瀬戸内エリアの犬島、鞆の浦、尾道、御手洗、下蒲刈を訪ね、さらに関門海峡を抜けて萩や対馬、そして韓国の麗水(ヨス)まで足を延ばし、福岡で下船するコース。

島への上陸は南極などで使うゾディアックという硬いゴムボートに乗り冒険心を掻き立てる。水面下のラウンジの大窓から眺める海中模様は動く水族館のようだ。

そして、同社はこの冬、南極クルーズを多数計画している。例えば、ル・ボレアル(10990総トン、全長142m、乗客定員264名)による1月13~24日ウシュアイア(アルゼンチン)発着のクルーズは12900ユーロ~。行く手に待つのは青く輝く氷河。

そして、ヒゲペンギン、ジェンツーペンギン、カニクイアザラシなどの野生動物たち。神々しいほどの大自然との対面は、生涯忘れられない感動を呼ぶだろう。

上田 寿美子:クルーズジャーナリスト

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