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「夏に頑張っても結果出ない」東大生が語る"要因" 夏休み頑張っても模試の成績伸びないのはなぜ

東洋経済オンライン / 2024年10月1日 12時0分

(漫画:©︎三田紀房/コルク)

記憶力や論理的思考力・説明力、抽象的な思考能力など、「頭がいい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。

その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時に東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う「チームドラゴン桜」を作っています。

そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載。連載を再構成し、加筆修正を加えた『なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること』は、発売後すぐに3万部のベストセラーとなっています。連載第141回は10月に突入し、受験シーズン直前でも結果が出ないときの心構えについてお話しします。

受験シーズン直前でも結果出ない

10月に入り、いよいよ受験が近づいてきました。あと3〜4カ月で入試シーズンに突入するということで、多くの受験生は模試の結果が気になる時期になってきたのではないかと思います。

【漫画で読む】『ドラゴン桜』桜木先生が語る、受験直前まで伸び悩んでも、そこから一気に成績上がる理由。

しかし、この時期に入ると「なかなか成績が伸びない!」と悩む受験生は非常に多いです。8月に一生懸命勉強を頑張ったはずなのに、8月末や9月の模試ではなかなか結果が出ず「今のままの成績で、自分の行きたい中学・高校・大学に行けるのか?」と不安になる受験生も多いことでしょう。

実はこれは当たり前のことです。われわれは多くの学校や塾・予備校で受験生と接していますが、毎年どの受験生にも起きることです。頑張った月から1〜2カ月くらい経ってからでないと、成績は上がっていかないのです。8月に頑張った学生であれば、結果が出てくるのは10月以降の模試になるでしょう。

いったいなぜ、こういったことが起きるのでしょうか?その理由について、漫画『ドラゴン桜』では次のように解説されています。

※外部配信先では漫画を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

漫画で描かれているとおり、成績はカーブを描いて伸びていくものです。最後の最後で伸びていくため、「11月になって一気に成績が上がった」という受験生だってザラにいます。去年僕が教えていた生徒の中にも、今までは志望校でE判定だったのに、最後の模試で一気にA判定に浮上した人がいました。

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