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世間の耳目を引くための発信に欠かせない要素 内容が同じでも伝え方の工夫で反応は変わる

東洋経済オンライン / 2024年10月7日 16時0分

希少性:めったにない、珍しい要素
メッセージ改善例:
東京では今年12月24日は雨 → 東京のイブは統計上9割以上の確率で晴れなのに

緊急性:差し迫っている、時間制限がある要素
メッセージ改善例:
かの国では核開発疑惑がある → 終末時計が午前0時まであと90秒に

ビジュアル性:視覚的に魅力がある、見ごたえのある要素
メッセージ改善例:
海釣りで沖に出る → 沖に出て水平線に沈む夕日を見に行く

逆説性:通常とは逆になっている要素
メッセージ改善例:
成長するためには、いつも君らしく → 成長するためには君らしくなく、してみよう

最高性:一番、ベスト/ワーストな要素
メッセージ改善例:
優勝を目指した結果、銅メダルだった → 自己ベストの結果を出した

これらの要素を含める「説明」は、ターゲットオーディエンスに対してより訴求力を発揮します。

ニュースバリューはちょっとした言い換えで生まれる

実際、「広報」の業務では、同じ事象をニュースバリューの観点から見方を変えて言い換えることで、メッセージが伝え手だけでなく、受け手にとっても自分ゴトになるような工夫をすることがよくあります。

ニュースバリューを意識した情報発信が意識できれば、「説明」は、ニュースと同様に、より耳目を引くものになります。

特にこの中でも、最高性などは、物事を魅力的に見せる際の言い換えに、よく使われる要素です。

また将来性の要素は、情報やそれを含むメッセージが、社会や世界をどのように変えるのかを伝えることになるため、伝え手だけでなく多くの受け手にとっても、無視できないものになりやすいです。

この将来性というニュースバリューをより重視することで、メッセージを大幅にパワーアップさせることができます。

岩澤 康一:コミュニケーションコンサルタント

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