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働く女性に勧めたい「控えめな贅沢」を味わう服 オンオフ使える「90年代ミニマリズム」の名品

東洋経済オンライン / 2024年10月9日 9時0分

大手企業に勤めるキャリアウーマンでも、清水の舞台から飛び降りる覚悟じゃないと買うのが難しいのが現状だ。1980〜90年代に日本の普通のOLが世界中でブランドを爆買いしていたことを考えると、いささか寂しい気もする。

日本発のブランドも注目を集めている

「もう少しリーズナブルにクワイエット・ラグジュアリーを楽しめないの?」という問いには、日本のブランドをお勧めする。

その筆頭に挙げたいのが「オーラリー」。2015年春夏にデザイナーの岩井良太が立ち上げるやいなや、瞬く間に人気ブランドに。2019年からパリで展示会、ファッションショー形式で作品を発表している。

海外のセレクトショップでの取り扱いも100アカウント(取扱社数)を超え、今や世界的な注目株に。海外市場では、日本のファッションブランドは欧米にはないテイスト(ノイズ)であることが求められがちだが、オーラリーは欧米のラグジュアリーに近いテイストで挑み、成功を収めつつある。

母体が生地屋ということもあり、素材はすべてオリジナルで製作。その品質は欧米のトップメゾンと遜色がないレベルにあると言って差し支えないだろう。テーラードはもちろん、ニットやシャツもすばらしい出来なので、ぜひ袖を通してみてほしい。

もう1つ推したいのは、東京コレクションに参加している「ハイク」だ。2000年代に前身のブランドの「グリーン」で人気を博し、今もミリタリーやデニムを得意とする骨太なブランド。近年はクワイエット・ラグジュアリーに近しいデザイン性の高いジャケットやコートも目立つ。

クワイエット・ラグジュアリーをマスターするうえで、最初に取り入れるべきアイテムは、マキシ丈のコートと少しだけオーバーサイズのジャケットとワイドパンツ。ジャケットが大きめならパンツはタイトに、逆にワイドパンツなら上半身はコンパクトにまとめると、今っぽいバランスになる。

90年代ミニマリズムの古着という手もある

また、90年代ミニマリズムそのものを古着で取り入れるのも1つの手だ。でも古着は初心者にはハードルが高く、原宿や下北沢の古着屋を覗いてみても、「何を買っていいのかわからない」「想像していたより価格が高い」と感じる人が多いのではないだろうか。

そんな古着初心者にお勧めしたいのが、フリマアプリの活用。メンズの古着に関しては、お得感のあるジャンルはもうなきに等しいが、ウィメンズの古着は貴重なヴィンテージでもメンズよりリーズナブルに買えることが多いのだ。

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