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「節約を趣味にする人」がやっている超楽しい発想 「お金を使わない喜び」はこうして追求する

東洋経済オンライン / 2024年10月9日 13時0分

インフレ下ではモノの価値が高くなるというが、節約が好きな人にとってはお金の価値こそ最も尊むべきものだ。だからこそ、何かを買おうとする時は一大事となる。

この金額が妥当なのか、そもそもなぜこれが必要なのか。その裏付けをあれこれ考えているうちに、もういいやとすっかり買う気が失せてしまうのも、節約好きの「あるある」だったりする。

3 頭が柔らかくなる

「お金は有限、アイデアは無限」というのが筆者の主義だが、節約には創意工夫の姿勢が欠かせない。特に、食費節約には柔軟な発想が必要だ。節約食材として真っ先に名前が挙がるのは「モヤシ」だが、ただ塩コショウの野菜炒めで使うのでは飽きてしまう。

筆者がよく作るのは、「ナポリタンもやし」。モヤシとピーマン・ベーコンをケチャップとソース少々で炒めるだけだ。モヤシの淡白な味にケチャップ味がからんで、十分ごはんのおかずになる。

これから寒くなると食卓には鍋料理が登場するが、我が家のカレー鍋ではモヤシが定番の具だ。

ケチャップもカレーも、モヤシにはあまり使わない味付けだが、なんでも試してみようという姿勢が節約道というもの。冷蔵庫にある調味料と食材を、自由に組み合わせてみると思わぬヒットメニューが生まれたりするものだ。

もちろん代用できるものは工夫して使おうと考える。ちなみに我が家にはオーブントースターがない。置き場所がないせいもあるが、パンは魚焼きグリルで焼けばいい。1人分のごはんなら、炊飯器を使うより1人用の土鍋で炊いたほうが時間が早い。お金をかけずに手間や知恵を凝らすというのが、節約の流儀でもある。それが別の趣味を生むことになり、さらに日常が楽しくなる可能性も秘めている。

不得意なことまでしなくてもいい

4 節約になると聞いても、苦手なことはしないに限る

世の中には、節約のためにこれをしていますというテクニックがあふれている。その代表はポイントやマイルを効率よくためることだ。

筆者の周辺にも達人は多いが、こうした達人は不断の努力家でないとなれない。マイラーは、貯めると決めたら航空会社を固定する。よそのバーゲンセールがあって航空券が安くなってもスルーする。クレジットカードも、当然マイルがたまるカードに集約し、どんなに他社のキャンペーンがあっても浮気をしない。そうして得たステイタスで、航空会社のラウンジで食事やアルコールを楽んだり、マイルで旅行もできるわけだ。

その過程で、「効率よく貯まるコツ」や「参加するとマイルがもらえるキャンペーン」や「マイルに交換できる他社ポイント情報」にやたら詳しくなる。これはもう学問の域だろう。

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