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売れる仕組みが見える「Googleのアクセス解析」 「パフォーマンスデータ」で見るべき数字3つ

東洋経済オンライン / 2024年10月10日 16時0分

2 「反応数(インタラクション数)」

2つめが「反応数」です。これは、店舗情報から「経路検索された数」「ウェブサイトが見られた数」「お店に電話がかけられた数」「予約された数」などを合計した数値です。これらは、店舗情報を見たあとに、興味を持って何らかの行動に移した数を表しています。

「インタラクション数」だと少しわかりづらいと思いますので、「お店に行きたいという“反応”を示した数」という意味で、ここでは「反応数」と呼ぶことにしています。

さらに、「通話」「予約」「ルート(経路)」「ウェブサイトのクリック」それぞれの数値を見ることもできます(「予約」は機能を使っていないと表示されません)。

閲覧数がどれくらい見られているかの母数だとすれば、反応数はそこから興味を持ち、さらに来店につながるような行動を起こした数といえます。もし反応数が増えたなら、基本的にお客様の来店にも結び付いていると考えてかまいません。

3 「検索語句」

3つめの「検索語句」。実は、これが3つの中で最重要のデータです!

これまでの説明を読んで、「やっぱり難しいよ。3つもあると面倒だし説明もよく理解できない」という方は、このデータを見ていただくだけでもかまいません。

このデータでは、自分のお店が「どんな言葉で検索に引っかかっていて、どのように検索されているのか」を把握できます。

下部の「もっと見る」を押すと、6番目以下の検索語句も見ることができます。PC画面だと右下隅。スマートフォンだと一番下にこの機能があります。

では、このデータはどのように活用すればいいのでしょうか。

「検索語句」のデータを活用する

実はGoogleは、あなたが思っているよりも、あなたのお店のことを知りません。

何ともショッキングな事実かもしれませんが、まずはお店の業種や客層、商品やサービスなどをイメージしつつ、検索語句の欄をなんとなく見てください。

「やっぱりこのキーワードで検索されているよね」とか「意外とこんなキーワードで検索されているんだ」といった発見もあるものですが、逆に「このキーワード、数が少ない(検索に引っかかっていない)なあ」とか「うちの店の売りは◯◯なのに、なんで◯◯で検索されていないんだろう」と思う語句もあるかもしれません。

実は、ここにチャンスが隠れています。

本当は検索に引っかかってほしいのに、引っかからないというのは、よくあることです。なぜなら、オーナーが「お店の売りは◯◯だ」と思っていたとしても、それがインターネット上のどこにも書かれていなかったり、仮に書かれていたとしても、Googleに情報がうまく伝わっていなかったりするからです。

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