1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

東大生も実践「タイムカプセル暗記術」が凄かった 苦手な暗記モノも克服、記憶がみるみる定着

東洋経済オンライン / 2024年10月10日 11時35分

テスト作成から1週間は「テスト勉強」に取り組みます。参考書や単語帳の該当範囲を復習し、暗記できている状態を保ちます。

1週間経ったら、「タイムカプセル」を開封し、1週間勉強した自分と真剣勝負をします。ここで満点が取れなければ1週間の暗記が不十分だったということなので、再びその範囲を覚え直し、翌日もう一度同じテストを解きましょう。満点が取れるまでこれを繰り返すことで、暗記したい事項が定着するようになるのです。

「自分が作った問題なのだから、当たり前に解けるはずなのでは?」と思う人も多いでしょうが、これが意外と難しいです。1週間経つと、どんな問題を作ったか、忘れてしまっていることも多いのです。

それに、自分で作った問題だからこそ、難しいという側面もあります。「他人ではなく、自分が作った」ということは、「自分が忘れていそうな、難しいポイントを知っている人が作った」ということでもあります。そういう意味では、他人が出すよりも難しい試験になるのです。

そしてその難しさこそが、この勉強法のポイントです。簡単なテストを解いても面白くありませんし、「これはさすがにわかっているよ」という問題を解いてもいい復習にはなりません。

自分がわかっているか、わかっていないか、ギリギリのラインを攻めたような問題を解くことで、記憶がしっかり定着するようになるのです。

実際の問題のイメージは、このような形です(※外部配信先では画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)。

例えばこのタイムカプセルのテストでは、「pressの、『押す』以外の意味を答えよ」という問題がありますね。

これは、問題を作った本人が「press=押す、というのはわかっているけど、『報道機関』『強調する』って意味もあるんだ。そっちも覚えておかなきゃ」と思ったからこそ出題した問題になります。

自分で作るからこそ、勉強になる

このように、「自分が覚えていないもの、忘れている可能性の高い問題」を出題しているからこそ、勉強の質が上がっていくというわけです。自分で問題を作るからこそ、自分の暗記のために、とっておきの問題が出題できるわけですね。

これに慣れてきたら、複数の範囲の暗記を同時並行で行ってみるのがおすすめです。

例えば、初日に単語帳の5ページ分でテストを作って保管したら、2日目はその範囲の復習をしつつ、同時に次の5ページの分も暗記してテストを作ります。

3日目も過去の範囲2つ分の復習と同時に、その先の5ページ分を暗記してテストを作る……、とサイクルを繰り返し、最初の5ページのテスト作成から1週間経ったら、最初に作った問題を「タイムカプセル」から取り出します。このサイクルを続けることで、暗記の範囲をどんどん先へと進めることができるうえ、過去に覚えた単語を定着させることができるようになります。

いかがでしょうか?「タイムカプセル暗記術」は、ゲーム形式のようでもあって、楽しんで実践している人が多い勉強法です。みなさんぜひ実践してみてください!

西岡 壱誠:現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください