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需要増す「インプラント」不安な人に伝えたい真実 よい治療を受けられる施設選び、7つのポイント

東洋経済オンライン / 2024年10月23日 9時20分

では、どんな歯科医を選べばいいだろうか。丸川医師から聞いたポイントをまとめたものが以下の7つだ。

同時に実際の治療経験者の声なども確認し、必要に応じてセカンドオピニオンなど、複数の施設で相談してみるのも1つ。かかりつけの歯科医に相談して、最適な医療機関を紹介してもらうのも手だろう。

施設選びの7つのポイント

① 治療方針と料金の明確さ

治療方針や料金体系が明確であること。金額はインプラント単体だけでなく、検査やメンテナンスを含んだ総額を聞いておくことが重要。治療計画も期間を含め、詳しく説明してもらおう。

② 治療のリスクになる持病の確認をしてくれる

歯周病のほか、糖尿病、骨粗鬆症、腎不全などの病気がある場合、治療を受けるリスク(インプラントが生着しない、使用後に炎症などが起こる、など)が高まる。持病がある場合は、かかりつけ医と相談のうえで治療することが必要。そうした持病について確認してくれる施設を選ぼう。

③ 残存歯のリスク説明がある

インプラント入れる前に、残っている歯(残存歯)が将来的にどのような影響を受けるのか(インプラントが必要になるかなど)、リスクをしっかりと説明してくれる歯科医を選ぶことも重要。なにも説明せず、そのたびに追加のインプラントを勧めてくる医療機関には注意を。

④ 術前・術後のメンテナンス

インプラントを長持ちさせるためには、術前・術後の口腔内のメンテナンスが不可欠。とくに術前に適切なブラッシングや歯石除去を行い、それを継続することでインプラント周囲炎などの合併症リスクを大幅に低減できる。そのため、治療前後にしっかりとメンテナンスを実施してくれるかを確認すること。

⑤ 最新技術を導入している

CTやナビゲーションサージェリーを導入している施設は、より安全で正確な治療を提供できることから、医療機関選びの目安となる。

⑥ 学会の認定資格をもつ医師がいる

日本口腔インプラント学会や、日本顎顔面インプラント学会などの専門医・指導医資格を持つ歯科医、口腔外科医、補綴科医、歯周病科医を選ぶのも1つの目安。

⑦ 通院の利便性

インプラント治療は1回で終わるものではなく、術前・術後の定期的な通院、メンテナンスが必要。できるだけ通いやすい医療機関を選ぼう。

長持ちのカギはセルフメンテナンス

インプラントは入れたらおしまいではない。むしろ術後も長期にわたるメンテナンスが必要だ。そういうことを怠ると、先に挙げたようなインプラント周囲炎や歯周病といった重大な合併症が生じるリスクが高まる。

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