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日本で人気「iPad mini」3年ぶり新モデルの注目点 A17 Pro搭載で手頃な価格を実現、日本市場で根強い人気の理由

東洋経済オンライン / 2024年10月29日 11時0分

ちょっと歴史を遡ってみると、iPad miniは2012年に初代が登場。以降、標準モデルやAirのスペックを8~8.3インチのディスプレイのコンパクトボディーに押し込む手法で、製品化され続けている。

第4世代までは毎年モデルチェンジされていたが、以降は第5世代が4年後、第6世代が2年後、このiPad mini(A17 Pro)が3年後と、間隔をあけて発売されている。ほかのiPadほど、販売台数が出るわけでも利益率が高いわけでもないので、発売間隔を広げることで、開発コストを下げていると思われる。

今回は、チップセット以外のボディー側は第6世代と同じということで、ディスプレイも8.3インチの少し縦横比が大きなものが使われている。ほかのiPadは現在、カメラが長辺に設けられるようになり、キーボードフォリオを接続し、横画面で使うことを想定されているようだが、このiPad mini(A17 Pro)は短辺にカメラが用意され、縦での利用が想定されている。

実際に、使ってみると実に手に馴染むサイズであることがわかる。

コンパクトが活きる利用シーンも多い

XやフェイスブックなどのSNS、メール、ウェブサイトの閲覧は非常に快適だ。

筆者は普段、iPad Airを使っているのでiPad miniを使うのは久しぶりなのだが、この手に馴染むサイズを使うとつい欲しくなってしまう。

実は老眼でiPhone 16 Proだと細かい文字が見にくく、多少ストレスを感じ流ようになっていたが、このサイズは大画面iPhoneのようで快適だ。

なお、iPad mini(第6世代)には、縦画面でスクロールすると、画面がプルプル震える『ゼリースクロール』という不具合が報告されていたが、その問題も修正されており、滑らかなスクロールで閲覧できる。

文庫本やコミックの閲覧、YouTubeなどの動画閲覧とも相性がいい。画面が小さいので迫力こそないが、コンパクトなiPad miniだからこそ、気軽にどこへでも連れて行ける。

スプレッドシートや、ワードのようなビジネスアプリの利用にも適している。腰を据えて取り組むには少し画面が小さいが、出先でちょっとデータを加工するのには、便利に使えそうだ。

また、Goodnotes 6のような手書き対応アプリを使ってメモを取るのにもいい。ほかのiPadと違って片手で持てるので、テーブルがなくてもメモを取れるのがminiならではのメリットだ。

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