1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

「肉がジューシーで存在感すごい」肉じゃが作る技 ジャガイモも肉もおいしくする調理法は?

東洋経済オンライン / 2024年11月2日 12時0分

旧 ジャガイモがやわらかくなるまで火を通す

新 ジャガイモはあらかじめ火を通しておく

肉じゃが
材料 2人分
牛切り落とし肉  100g〜125g
ジャガイモ   200g(大1個)
玉ねぎ     1/2個(100g)
しょう油    大さじ2
砂糖      大さじ2
水       100ml
サラダ油    大さじ½

まず、ジャガイモの皮を剥きます。頭とおしりを切り落とします。

頭とおしりを切り落とすことで、ひっかかりやすくなり、ピーラーで剥きやすくなります。上から下に一息にピーラーをすべらせれば、一気に皮がむけます。ジャガイモは凸凹しているので、皮が少しは残るかもしれませんが、スーパーで買ったもので、芽が出ていなければそこまで気にする必要はありません。

1.5cm厚さに切ります。大きいものはさらに半分に切るといいでしょう。いずれにせよ、ある程度大きさを揃えるのが重要です。耐熱容器に移し、ラップをかけてレンジ600Wに3分かけ、そのまま3分ほど蒸らします。

玉ねぎは繊維を断つように、5〜7mm厚に切ります。

牛肉も小さく切っておきます。牛肉は加熱するとタンパク質が収縮し硬くなりますが、脂肪は縮まないので細かい脂が入っているもの(サシといいます)が煮込み料理には向いているので、国産牛か和牛がベターです。

フライパンにサラダ油をひき、玉ねぎと牛肉を並べ中火にかけます。

底に焦げ目がついてきたら砂糖としょう油を加え、ざっくり混ぜます。砂糖としょう油、牛肉のタンパク質が反応し、メイラード反応やカラメル反応の香りが出てきます。煮含め型や蒸し煮型の肉じゃがの場合、この香りは長時間加熱しないと出てきませんが、この作り方は高温で加熱することでそれを短縮しています。

とはいえあまり長い時間加熱すると焦げるので、水を加えます。一緒にレンジで火を通したジャガイモも加えましょう。

牛肉をジャガイモも上に移し、蓋をして蒸し煮にしていきます。

蓋をして3分加熱します。

蓋をとるとこんな状態。ここでジャガイモの硬さをチェックし、やわらかくなっていなければ弱火に落とし、蓋をしてさらに加熱しますが、やわらかくなっていれば蓋をあけて中火で煮汁を煮詰めましょう。

煮汁を煮詰めれば煮詰めるほど味が濃くなりますし、あまり煮詰めなければ薄味に仕上がります。このあたりの加減によっても味わいに差が出てくるので、肉じゃがは作る人によって仕上がりが変わってくるのです。

頃合いになったら出来上がり。3分から煮詰める時間を入れても5分程度しか肉を煮ていないので、肉は硬くなっていません。ニンジンやインゲンを入れたければ別に茹でておき、最後の煮詰める段階で加えればいいでしょう。

樋口 直哉:作家・料理家

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください