肌のきれいな人がやってる「正しい」ヒゲの剃り方 摩擦・角層ダメージ減、「次世代」電気シェーバー
東洋経済オンライン / 2024年11月3日 8時0分
男性向け美容市場は、ほんの数年前までは美意識の高い若年層が中心でしたが、コロナ禍をきっかけにミドル世代からの注目も集め、拡大を続けています。それ自体は喜ばしいことですが、「何をしたらいいのか」「何が正しいのか」という悩みを抱える人も多くいらっしゃることでしょう。
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美容は、なにも新しい習慣をつくることがすべてではありません。顔を洗う、ヒゲを剃る……普段何気なくやっているルーティンも立派な美容です。
とくにヒゲ剃りは、男性特有の習慣であり、肌を清潔にする洗顔とは違って、肌を傷める行為です。毎日の習慣だからこそ、工夫次第で肌運命は大きく変わります。それに、新しいことを習慣化するより、今ある習慣をアップデートすることのほうが容易です。スキンケアで重要なのは「引き算」なのです。
電気シェーバーはAIによって次世代化した
ここ数年、電気シェーバーは目覚ましい進化を遂げています。
その大きな要因の1つが「AI技術」です。消費者の求める「深剃り」「肌への優しさ」というニーズに、各メーカーは長年取り組んできました。
そもそもヒゲ剃りで肌荒れが起きる原因は、シェーバーを強く押し当てたり、同じ箇所を繰り返し剃ることで起きる炎症です。そのため、正しい力加減と少ない手数で剃り上げることが重要になるわけですが、ヒゲの剃り方を教わる機会なんてそうありませんよね。そこで各メーカーが注目したのが、AIです。ヒゲの密度に応じてAIにパワーを調整させることで、肌への負担減と効率的なシェービングを可能にしたわけです。
さらに差別化をはかるため、肌への密着性を高めたり、アプリと連携できるようにしたりなど、さまざまな機能が追加されています。今後も、AIの進化に比例して、美容家電はさらなる進化を遂げるかもしれません。
僕は、メンズスキンケアで重要なのは「ヒゲを正しく剃ること」だと常々話をしています。ヒゲ剃りは、毎日する人が多いにもかかわらず、肌への負担が大きいからです。
肌には、乾燥や外部刺激から肌を守る「バリア機能」が備わっています。ヒゲ剃りによって角層が削られるとバリア機能が低下し、乾燥や肌荒れなどの肌トラブルが起きやすくなり、老け見えを助長することにもなりかねません。
たかがヒゲ剃りで、と思うかもしれませんが、正しいヒゲの剃り方をマスターしたことで肌悩みが改善したという人を、僕は何人も見てきました。一日一日の積み重ねがものをいうのは、仕事も美容も同じというわけです。
男性美容家が選ぶ美肌をかなえる電気シェーバー
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