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独身で養子迎えた韓国人の彼女が語る率直な理由 結婚は当たり前なのに養子縁組は特別視に疑問

東洋経済オンライン / 2024年11月4日 8時30分

でも、最初の養子縁組相談で社会福祉士の話を聞いて、考えが変わった。養子縁組機関に預けられた子どもは、満1歳を超えると「年長児」と呼ばれる。年長児は親密な親子関係を築くまでに長い時間と努力が必要となるだけでなく、そもそも4〜5歳の養子候補者は見つかりづらいという。養護施設に預けられている幼児や児童は多いけれど、生みの親が親権を放棄しているケースはまれだからだ。

社会福祉士のアドバイスに従って、わたしは乳児を養子に迎えることにした。年長児との養子縁組は、もっと子育てに専念できる家庭のほうがよさそうだった。まだ養子を迎えてもいないうちからキッズシッターの依頼を検討しているような会社員には難しい。

数年後に生後10カ月の次女を引き取ったとき、わたしは1歳近い子どもを養子に迎える難しさを少なからず味わった。長女は生後3カ月でわが家にやってきたので、自分が産んだのではないかと錯覚してしまうほど育児がスムーズに進んだけれど、次女は新しい環境に慣れて精神的に安定するまでにかなりの時間がかかった。

*1…子どもの「出自を知る権利」を重視した改正だが、新たな問題も発生している。未婚の母などがプライバシーの問題から出生届を出すことをためらって養子縁組を選ぶことができず、匿名で利用できるベビーボックスに預けられる赤ちゃんが増えている。

(後編:独身で養子を迎えた彼女「親には言わなかった」訳)

(翻訳:藤田麗子)

ペク・ジソン:編集者

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