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30代までの「知的インプット」足りない人が陥る穴 効率化できず時間を投入するしかない悪循環に

東洋経済オンライン / 2024年11月6日 7時30分

この年齢における知的インプットが多ければ多いほど、のちに自分が仕事において出せるアウトプットの質も量も増えるというものだ。

将来キャリアにおいて大きくジャンプできるように、仕事における足腰を鍛えるための期間という事だ。

したがって、この年齢のビジネスパーソンとしては、如何に目標達成のための時間を増やすか、が重要になってくる。

言い換えると、そのほかの時間である、生活維持のための時間と人生のクオリティーを上げるための時間をいかに削減できかが勝負であるとも言える。

私自身の例で言うと、この年齢の時には睡眠は「多くて」1日3時間だったし、趣味のための時間なんぞ1カ月にちょっとあればよいほう、という感じであった。

知的インプットの時間を確保し増やす、という事が最重要課題であるわけだから、当然通勤時に電車に乗っている最中や、風呂につかりながらの勉強などは初歩的な事としてやるのは当然だ。

ちなみに今はスマホを使って、という勉強方法が成り立つが、当時はそんな便利なものはなかったので、大きめの参考書は縮小コピーして満員電車においても周りの迷惑にならない範囲の手元で開いて勉強、なんて涙ぐましい工夫をしたりしていたものだ。

その他にも、毎日着る服や食べる物を考える時間を削減するべく基本は同じもの(週5日でランチは立ち食い蕎麦、とか)、エレベーターに乗ればちょっとでも時間を確保するべく目的の階数を押す前に閉じるボタンを押す(もちろんだが後ろからヒトがやってこない事を確認してからだ)、早食い早歩きやダッシュは当然、といった具合だ。

とにかく仕事と仕事につながる知的インプットの時間を1秒でも確保するべく他の時間を極限まで削って、という生活をしていたものだ。

まぁそんな事をしていたからか、今でも平日は同じものをあえて複数持っている。上下黒のユニクロしか着ない、という個性も何もない感じになっているのだが……。

もちろんどこまでやるか、は自分次第で考えればいいのだが、この年齢のビジネスパーソンはやはり知的インプットの時間をいかに増やすか、という事に焦点を当てるべきだし、繰り返しだがその頑張りや工夫はその後の人生を大きく変えると言っても過言ではない。

さて、それ以降の40代50代を含むビジネスパーソンであるが、以降は先ほど述べた通り、仕事においてはインプットよりもアウトプットの質と量を高める、という方向性にもっていくべきであり、その時間の優先順位を引き上げるべきだ。

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