1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

海外旅行で活躍する「スーツケース」選び方の鉄則 旅気分が上がる「デザイン性」も欲張りたい人へ

東洋経済オンライン / 2024年11月11日 8時0分

底面にはボトムハンドルがあるため、空港のターンテーブルなどで上げ下げするときに驚くほど持ちやすい。高クオリティーの日本メーカー、ヒノモト製のキャスターは静音かつ滑らかなうえ、ワンタッチのキャスターストパー付きなので、揺れる電車内などでも活躍する。

10泊以上の長期旅行に向くスーツケースは?

ヨーロッパの周遊旅行、中南米など時差があり飛行時間の長い国への旅行などは、9~10泊以上を必要とすることが多い。容量としては90~100L超のラージサイズが適当だ。

壊れにくく防犯性が必要だという点はミドルサイズと同じだが、荷物の重量がさらに増えるため、預け荷物の規定重量をオーバーしないようできるだけ本体が軽量なものを選びたい。とくにLCCなどを利用する場合は、重量オーバーにかかる料金が高額になるので注意が必要だ。

また、本体サイズが大きくなるので、パッキング時に両面開きをすると場所をとってしまううえ、閉じる際に荷崩れするのが気になる人も多い。そこで、省スペースかつ大容量でもパッキングしやすい片面オープンが最もオススメだ。

例えば、国内鞄メーカー最大手のACEが手がける、日本製トラベルバッグブランド「PROTECA」。国内で製造している安心感と品質のよさ、日本のものづくりの細やかな視点が生かされたモデルが多いのが特徴だ。

中でも「360G4 02424」は、内装のディバイダーのマチを調節することで、片面に荷物を集約させて片面開きにすることも、両面にパッキングして両面開きにもできる優れもの。さらに、縦横どちらにも開閉できるため、立てたままでもメイン収納にアクセスできる。省スペースで、場所に合わせて開き方を変えられるのが非常に便利だ。

また、独自開発されたキャスターは、ほかと違って単輪のシングルタイプ。これにより、双輪より軽量で、より静音性に優れた走行ができる。また、特許取得のキャスターストッパーはキャリーバー近くの手元で操作できるワンタッチタイプで非常に使いやすい。

とにかく軽量で大容量のものを探している人にピッタリなのが、ドイツでトップシェアを誇るドイツ発ラゲージブランド、traveliteの「Skaii」だ。一番のポイントは、なんといっても抜群の軽さ。Lサイズは拡張機能付きで100L近い容量にもかかわらず、2.9キログラムと片手で持ち上げられるほど軽量なのだ。

ソフトには珍しく、ボトムハンドルがあるため持ち運びもしやすい。大手ドイツメーカー規格のため品質に信頼性もあり、超軽量モデルが妥協しやすいキャスター部分も、安定性に優れた大判の双輪を装備している。

省スペースなフロントオープンで、フロント部分のポケットや内装のメッシュポケットなど収納しやすい工夫もきちんと備えている。防水性と堅牢性にかけてはハードに軍配が上がるものの、割れ物や貴重品に注意すれば、超軽量なソフトの中では、これだけ軽量で気の利いた機能と品質が揃っているモデルはなかなか珍しい。日本のソフトにあまりないカラーやフロント部分のデザインもドイツのブランドらしい。

1泊以内の国内旅行と比べ、より省スペースで収納力や耐久性が問われる中長期用スーツケース。今回は、そうしたポイントを満たしたうえで、さらにデザイン性も妥協しないモデルを選んだ。ぜひ、旅の相棒選びの参考にしてほしい。

藤井 麻未:フリーライター、スーツケース専門家

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください