1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

4年で1200万貯めた29歳「即やめるべき節約法」 極端な電気代節約、ポイント集めは意味がない〈再配信〉

東洋経済オンライン / 2024年11月12日 14時0分

節約は「自分を掘り下げる」作業

お金を使わなくても、満足できる生活を送れるようになった。むしろ、お金の不安から解放されたふゆこさんは落ち着いていて、より生活が充実しているように見える。

「節約と聞くと“我慢する”といったイメージがありますけど、私は今の生活に満足しているんですよ。節約を通して、自分の好きな物や欲しい物に対する感情を、どう切り分けて、自分が本当は何が好きなのか深掘りしていく作業をしました。自分に向き合う時間でした」

結果、自分がなぜそれを好きなのか、論理的に納得できるようになったそうだ。例えば、大好きだったコスメは、自分がどこに価値を感じているか掘り下げていくことで、色を使ってメイクすることに楽しみを覚えていたことに気づいた。だからこそ、デパコスでもプチプラでも自分の満足度に大きな変化がないことを改めて発見できた。それが「我慢をしない節約」へとつながった。

「その過程の中で自分の軸を持てるようになり、人と違うことを恐れないようになりました。例えば、以前は広告で『できる女はみんなこれをやる』みたいのが出てきたら『私もやったほうがいいのかな』とすぐに揺らいで振り回されていました。軸ができると、『別にそれ要らないです』と自分で判断できるようになりました」

節約は“自分探し”でもあると実感したそうだ。

問題意識があることは、節約への大きな一歩

「自分探しという回りくどいことを言ってしまいましたが、第一歩として節約は軽い気持ちでやったほうがいいと思っています。物価上昇や老後不安といったニュースを受けて、節約しなきゃと思っている人が多いと思います。

でも、以前の私もそうだったのですが『節約しなきゃ』みたいな義務感や強迫観念で日々食費を削ったりすると辛いですよね。かといって、『節約を楽しもう!』みたいにポジティブに押し付けられても困惑すると思います。そういう人におすすめなのが、継続のための技術や習慣化について学ぶことです」

小さな一歩や軽い気持ちで始めたことでも、コツコツ継続して習慣化していけば、大きな節約につながる。身に付いた習慣は、無理せず楽に継続できるようになる。

「そもそも、この記事を読んでくださってお金について知ろうと思っている方はすごいと思います。意欲があって問題意識がある時点で、すでに節約の道へと踏み出しています。浪費時代の私は、不安やモヤモヤを抱えながらも、調べてみようとさえ思っていませんでした。

だからこそ、その時点で大きな一歩なのだと思います。今回私が紹介した中でも、すべて実践するのは大変だと思うので、自分に合うものだけ取り入れてみたり、ちょっとだけやってみようと試したり、そんなふうに参考にしていただけたら嬉しいです」

(構成:横田ちえ)

くらま:倹者の流儀/節約系ユーチューバー

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください