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森永乳業の「工場見学」こだわりが詰まった内部 60年代の工場見学実施初期の貴重な写真も

東洋経済オンライン / 2024年11月14日 9時40分

森永乳業・利根工場(写真:森永乳業提供)

ドリンクヨーグルトが続けざまに流れてくる。

【写真10枚を見る】ドリンクヨーグルトがつくられる様子。60年代の貴重な工場見学の写真も

ここは、森永乳業・利根工場のドリンクヨーグルト製造ラインだ。続々と流れてくるヨーグルトの姿は、ずっと眺めていたくなる。

森永乳業ではお馴染みの機能性表示食品のヨーグルトのほか、ピノやPARM(パルム)などのアイス、マウントレーニアといった飲料ブランドなど、さまざまな製品を製造している。流動食や介護食まで手がけており、赤ちゃんから高齢者まで消費者は実に幅広い。

工場見学前も飽きさせない工夫

実際に筆者は茨城県にある利根工場に足を運んだ。

工場見学の開始まではまだ時間の余裕があったため、1階のM’s(エムズ)ルームを見て回った。

【写真10枚を見る】ドリンクヨーグルトがつくられる様子。60年代の貴重な工場見学の写真も

このエムズルームには、待ち時間を飽きさせない工夫が散りばめられている。

例えば腸内をイメージした「フローラガーデン」は、ビフィズス菌のイラストマークを押すと、悪玉菌が倒れる仕組みになっている。小学生の娘でも、わかりやすく、楽しみながらビフィズス菌の働きについて学ぶことができた。残念ながら現在はフォトスポットとして展示されている。

ほかにも森永乳業の歴史に関する展示や、歴代製品のパッケージ並び替えクイズもあり、大人でも楽しむことができる。時間が過ぎるのはあっという間だ。

工場見学開始の時間になり、見学ブースがある2階へと上がる。

見学開始までも遊び心満載

階段には牛の足跡があったり、センサーが反応して牛の鳴き声がするなど、遊び心満載だ。

見学ライン前にある製造工程の説明ブースは、カラフルで視覚的。映像でも、パネルでもない説明方法は、ほかの工場見学でもあまり見かけない。流れを頭の中に叩き込んで、いざ中へと進んだ。

まずは工場で実際に使われているエアシャワーを通る。体に付いたゴミやほこりをしっかりととる。

そして直線80mの製造工程見学ラインの中へと入る。ここではカップタイプのヨーグルトや、冒頭で触れたドリンクヨーグルトの充填から、包装、箱詰めまで見学することができる。

くるくる回るドリンクヨーグルト

工場見学に行った日は、残念ながらカップタイプのヨーグルトの充填工程はメンテナンス中だったが、ドリンクヨーグルトの製造の様子を見ることができた。

ラインに流れてくるドリンクヨーグルトは、既定の重さに満たないと、ラインからはじかれる。ラインからはじかれた製品はくるくると回っている。

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