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第一印象を決める「見た目」以外の"侮れない要素" ビジネスだけでなく、婚活でも重要になる

東洋経済オンライン / 2024年11月15日 16時30分

初対面の人が集まる場に出かけるときは、服装や髪型に気を配ります。もちろん、私もはじめての講座や、知らない方々が集まる異業種交流会などに参加するときには、相手にいい印象を与えるようにきちんとした服装をしていきます。

でも、後でみなさんにお話を聞くと、私の服装を覚えていらっしゃる方はほとんどいません。みなさん私の声が印象に残ったとおっしゃるのです。

多くの人は見た目でほぼ9割の印象が決まる、と思い込んでいると思います。もちろん見た目も重要な要素です。でも実は、声も第一印象を左右する大きなファクターだということが証明されています。

それが「メラビアンの法則」です。

アメリカの心理学者のアルバート・メラビアン氏は、はじめて人と会ったとき、相手の情報が少ない場合、人はどこからの情報を優先して相手がどんな人物であるかを判断するか、を研究しました。その結果がこれです。

「見た目・表情・しぐさ」 55%

「声の質・速さ・大きさ・口調」 38%

「話す言葉の内容」 7%

見た目は半分を占めますが、声や話し方もそれに次いで約4割も占めています。「話す言葉の内容」はたったの7%。見た目が9割と考えていた人にとっては驚きの結果ですよね。

相手に良い印象を与える声で、速さや大きさ、話し方に気をつければ、声だけではじめて会った相手の記憶に残る人になれるのです。

初対面では何を話すかよりも、どう話すかのほうが大切だということがこの研究からわかります。

「聞き取りやすい声」は相手に対する思いやり

小さい声でぼそぼそと話す人。はきはきと通る声で語りかけてくれる人。あなたはどちらの話を聞きたいですか? また、どちらの話を信頼するでしょう?

みなさん、後者の「はきはきと通る声で語りかけてくれる人」を選ぶと思います。同じ内容を話しても、声を変えるだけで人に与える印象が変わります。

小さい声でぼそぼそと話せば、初対面だと印象にさえ残らないかもしれません。特にビジネスにおいて第一印象のいい人とは、「この人の話を聞いてみたい」「この人となら仕事をしたい」と思える人。見た目がいくらイケメンでも、声が小さかったり、何を言っているのかわからなければ、一緒に仕事をするのは不安に思うでしょう。

やはり仕事を成功させたいと思ったら、自信にあふれ、頼りがいのある人物です。内面の魅力は見た目以上に声の印象で判断されてます。

私の経験では、仕事ができる人ほど声の重要性をよくわかっていますし、そのために努力もしています。ある企業の成績優秀者が集まるセミナーで会った方々は、みなさんよい声の持ち主でした。やはり、声とビジネスは比例していると実感しました。

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