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任天堂「次世代機」が持つSwitchとの重要な"接点" ニンテンドーアカウント軸に1億4600万台の顧客基盤維持へ

東洋経済オンライン / 2024年11月15日 7時50分

任天堂の次世代機(後継機)に関する情報が少しだけ出て大きく盛り上がった。その理由は?(画像:任天堂公式サイトより)

任天堂は、2024年11月6日に開催された経営方針説明会にて、Nintendo Switchの後継機種(次世代機)に関する情報を発表した。

【写真で見る】8年目に突入したNintendo Switch。次世代機の発表も間近

この情報はX(旧Twitter)でも公開され大盛り上がりしたのだが、別に次世代機が発表されたわけではない。ではどういう情報だったのかというと、次世代機ではNintendo Switch向けソフトも遊べるというものであった。

いわゆる下位互換が発表されただけなのだが、にもかかわらずこの話題は非常に話題になっている。次世代機の正式発表でもないのに、なぜ衝撃となったのだろうか。

「次世代機でもスイッチのソフトが遊べる」以上の喜び

理由はいくつか考えられる。ひとつは任天堂の次世代機の発表がまだで、ユーザーがとにかく情報に飢えているからである。

Nintendo Switchは世界で1億4600万台ほど売れており、非常に盛り上がっているゲーム機だ。一方で発売されてから7年以上も経過しており、これは家庭用ゲーム機としてはかなり長い時間となる。

2025年3月までに次世代機の発表が行われると明らかになっているため、いつ正式発表があるか多くの人が心待ちにしている状態なのだ。そこにポジティブな話題が降ってくれば喜びもするだろう。

もうひとつの理由は、任天堂のユーザーアカウントに関する姿勢が変化してきたからである。

インターネットの常時接続が当たり前になってから、家庭用ゲーム機でもアカウントが必要になった。任天堂の家庭用ゲーム機ではWiiから常時接続になり、ゲームソフトのDL版などが当たり前になっている。

しかし、互換性は貧弱だった。Wiiで買ったソフトをWii Uに引き継ぐこと自体は可能だったが、ローカルな引っ越し作業が必要である。いまではアカウントに情報が集約されるのは当たり前だが、そういう機能はなかったのである。

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