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新「MacBook Pro」凄すぎる"カメラと電池の進化" 計5機種、買い替えるならどのモデルを選ぶ?

東洋経済オンライン / 2024年11月15日 9時1分

今回試しているM4 Proチップ搭載の14インチMacBook Proは、メインマシンとして十分すぎる性能を誇る1台と位置づけられる。同時に試していたデスクトップモデルのMac miniでも、その性能を試してきたが、少なくともM2 Max搭載のMac Studioよりも、広範な処理で優れた性能を発揮する。

Mac miniでの経験と同様、Finderを開く、Spotlightでマシンの中のファイルを検索する、写真アプリを開く、といった、ビジネスユーザーでもクリエイティブユーザーでも等しく行う日常的なタスクの動作が、すべてがワンテンポずつ早まる経験をすることになる。

またAIタスクも高速で、Adobe Premiere ProにおけるAI文字起こしなど、筆者が日常的に行うタスクについても、M3世代のチップから10%ほどの性能向上を体験することができた。

M4 Proチップは、数字の上では、M2世代の最高峰とも言えるM2 Ultra(M2 Maxを2つ連結したチップ)を搭載したMac Studioよりも処理速度が速かった。手元の機材のGeekbench 6でのベンチマークで、M4 Proは22500前後。対してM2 Ultraは21500前後、M3 Maxは20500前後のスコアをマークする。

なお、M4のベンチマークスコアは15000前後だ。ちなみにこの数値はM1 Maxの12000程度、M2 Maxの14000程度といった数値を上回る。そう考えると、簡単な4K動画編集程度の作業であれば、M4チップ搭載の14インチMacBook Proで十分快適に使うことができる。

M4 Proチップですら、多くの人にとっては過剰なパワーかもしれない。

全然バッテリーが減らない

そんな強大な処理性能を備えていながら、相反するように、驚異的なバッテリー持続時間を経験することになった。

この原稿は、北陸新幹線「あさま」の車中で、M4 Pro搭載のMacBook Pro 14インチモデルをバッテリー駆動で使いながら、書いている。東京駅を出て、すでに1時間列車に揺られており、熊谷を過ぎたところで、ようやくバッテリー表示が99%になった。

つまり、このペースでUlyssesというテキストエディタを使って原稿を書き続ける場合、あと99時間は動作させられる可能性がある、ということだ。

M4 Pro、M4 Maxチップを搭載するMacBook Proでは、iPhoneのように、低電力モードを選択することができる。選択するとメニューバーの電池のアイコンが黄色くなる点も、iPhoneと同じ演出だ。

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