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仕事に恋愛に、相手を引き込む「声の使い分け」6つ ビジネスでは声の低い人のほうが頼りにされる

東洋経済オンライン / 2024年11月16日 17時0分

声で相手を変えるSCENE 1:初対面で契約を決める

●笑顔の腹式呼吸発声で初対面から信頼される人になる

多くの人が自分の声は変えられないと思っていますが、その場に応じて、声を使い分けるのは簡単。そして声を変えるだけで驚くほど物事がスムーズに進みます。

まずは初対面で相手の印象に残る方法。ここでは初対面で契約を決めるやり方を教えましょう。

私は勉強のため、異業種交流会によく参加します。そこではじめて出会った方がクライアントになるケースが多いのです。そのとき、みなさんおっしゃるのが、「声がダントツによく記憶に残った」「この人なら信頼できると思った」というおほめの言葉。もちろん、これも私の声出しテクニックの成果です。

初対面で私が気をつけているのは、「腹式呼吸で話す」「口角を上げてにこっと笑う」「2音〜7音で区切って話す」「単語の頭で息を吐く」ことです。初対面で契約を取りたいなら、これを守るだけでOK。今までとは違う、大きな成果が得られると思います。

声で相手を変えるSCENE 2:子どもに言うことを聞かせる

●普段より2音高い声で話すと子どもが話を聞く

私のクライアントには幼稚園や小学校の先生も実は多いのです。先生たちは子どもに言うことをきかせるのに必死で、喉を痛めている方が多くいます。

そんな方に私がアドバイスするのは、高めの音で大きな声を出す方法。音域で言うと「ド」ではダメ。「ミ」か「ファ」くらいの高い声で話します。子どもたちは自然に腹式呼吸で発声していますし、声も高い。その声に対抗するには、腹式呼吸を徹底して、高い声で話すことがポイントです。

腹式呼吸で息を吐きながら、下の「マーライオン発声」で声を高くする練習をします。

また、その高い声をキープしたまま、下の「単語の頭で息を吐く」の中級編を練習。そして、口角を上げて話すと高い声が出るようになります。

親が子どもに言うことを聞かせたいときには、高い声で話してみてください。親の話に注目してくれますよ。

微妙な交渉の際は「語尾」の使い分けを意識

声で相手を変えるSCENE 3:夫婦(親密な関係)間のお願いごと

●頼みごとをする側は声を高く末尾に「ねっ⤴」

●要望を通したい側はハキハキと語尾を上げる

何も手伝ってくれない夫に「ゴミを捨ててきて」というとき、怒った口調になっていないでしょうか? 長年連れ添ってきた夫婦ほど、夫に甘えてかわいい声を出すのが苦手です。でも、目的は夫に家事を手伝ってもらうこと。日頃のイラつきは抑えて、かわいい声を出せば、夫はすぐに手伝ってくれます。

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