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肝臓から脂肪を落とす「朝のみそ汁」有効な摂り方 医師が解説「やせない人は肝機能に問題あり」

東洋経済オンライン / 2024年11月16日 8時30分

毎朝、具だくさんのみそ汁を最低1杯飲むだけで、代謝のよいやせる体が手に入ります(写真:takeuchi masato/PIXTA)

みそ汁で“やせスイッチ”がONになる!

肝臓は代謝を司る臓器です。代謝とは、食事から取り入れた栄養をエネルギーに変換し、体内で燃やす働きのこと。肝機能が低下すると代謝が促されず、栄養は脂肪としてどんどん蓄積されていきます。「最近やせにくくなった」「食べたぶんだけ太る」と感じる人は、肝機能が落ちている可能性が高いのです。

肝臓専門医、栗原毅医師が監修した『肝臓から脂肪を一掃! 医者が飲むやせみそ汁 - 肥満・糖尿病・動脈硬化から便秘まで、丸ごと解決!』から、一部抜粋してお届けします。

人はなぜ永遠にやせられないのか

糖質制限や脂質カット、過激な筋トレ、絶食など、巷には数多くのダイエット法がありますが、こうした体や心に負担を強いるダイエットは、リバウンドしやすく、健康を損なうおそれもあるため、決して正しい方法とはいえません。

【イラストで見る】「腸が整う=肝臓の代謝促進」のしくみをわかりやすく解説

一生もののスリムで健康な体を手に入れるために必要なのは、血のにじむような努力や強靭な忍耐力ではなく、体の構造やしくみを知り、効率的にアプローチをすることです。

やせるうえで最も注目したい体の臓器、それが肝臓です。なぜなら、肝臓は人の代謝と解毒をつかさどる、ダイエットのキーマンともいえる臓器だから。

代謝とは、食事として体に取り入れた栄養を分解し、体を動かすエネルギーなど、人が生きるために必要な物質に作り変えることをいいます。つまり、肝臓の働きが悪いと代謝が促されず、食事で取り入れた糖や脂質はどんどん体に脂肪として蓄積されていきます。

反対に、肝臓が正しく機能していれば、糖や脂肪はどんどんエネルギーなどに変換され、自然にやせていくというわけです。

また、肝臓は体の中に生じる有害物質を無毒化して尿や胆汁として排出する、解毒の役割も担っています。ほかにもさまざまな役割がありますが、まずは、「やせるためには、肝臓を正常に働かせることが何より重要」ということを覚えておきましょう。

肝臓に起こる異常のうち、最も多くを占める「脂肪肝」は、その名の通り、肝臓に中性脂肪が溜まった状態です。

脂肪肝になると、肝臓の機能は衰え、代謝が落ちて太りやすくなります。今や成人の3人に1人が脂肪肝ともいわれるため、早めの対策が肝心です。

肝臓の脂肪を減らすためには、糖質と脂質を適正量に抑えながら、代謝のスイッチを入れるタンパク質をしっかりと摂取し、代謝を促すために必要なビタミンやミネラルを過不足なく摂る必要があります。

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