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独VWの中国戦略「シェアより利益」に転換の事情 中国勢との消耗戦避け、中長期で巻き返し図る

東洋経済オンライン / 2024年11月19日 16時30分

中国法人のブランドステッターCEOによれば、2026年から中国市場に(コスト競争力を高めた)新型EVを続々投入していく。その中の1車種はエンジン車の人気SUV「ティグアン」とほぼ同じ車格ながら、約2万ユーロ(約332万円)の販売価格でも利益を確保できるとしている。

新型EV・PHVを20車種投入

VWは2023年7月、中国の新興EVメーカーの小鵬汽車(シャオペン)に7億ドル(約1068億円)を出資し、広範な技術提携に合意。小鵬汽車の車台をベースに2車種の新型EVの共同開発を進めており、2026年にVWブランドで発売する予定だ。

また、グループ傘下の高級車ブランドのアウディは、国有自動車大手の上海汽車集団と3車種のスマートEVを共同開発している。それらは2025年から順次発売される。

EVだけでなくPHVの開発も急いでおり、2026年の発売を目指している。ブランドステッターCEOによれば、VWグループは2027年末までに中国市場に40車種を投入する計画で、EVとPHVが半分の20車種を占めるという。

(財新記者:安麗敏)
※原文の配信は11月2日

財新 Biz&Tech

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