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「初対面の人とうまく話せない」を克服する会話術 相手と一瞬で打ち解け、良好な関係性を築くコツ

東洋経済オンライン / 2024年11月21日 15時0分

そこで鍵となるのが、質問の仕方です。質問には大きく「クローズドクエスチョン」と「オープンクエスチョン」の2種類があります。クローズドクエスチョンとは、口を閉じたままでも答えられるような質問のこと。つまり、「はい/いいえ」もしくは「AorB」のひと言で答えられる質問であり、心理学では、相手の心理負担を軽減するといわれています。

ですから、会話の最初は、

「駅から会場までは、迷わずに来られましたか」

「このセミナーに私は初めて参加したのですが、あなたも初めてですか」

「お住まいはこのお近くですか」

など、クローズドクエスチョンから始めるといいでしょう。

一方、「オープンクエスチョン」とは、「はい/いいえ」では答えられず、ある程度返事に言葉数を要する質問です。あまりにもクローズドクエスチョンが続くと、会話がぶつ切りになって発展していきません。相手に、次から次へと詰問されているような印象を与えてしまう可能性もあります。

ですから、2〜3回クローズドクエスチョンをしたあとは、できるだけ早めにオープンクエスチョンをひとつ入れる……というように、工夫してみてください。

会話を広げるには、相手の話のどこかに焦点を絞って問いを発することも重要です。5W1H=「いつ」「どこ」「何」「誰」「なぜ」「どうやって」が念頭にあれば、何を聞いていいか困ることはないでしょう。

When(いつ)……「いつ頃から主催者の〇〇さんとお知り合いなんですか」

Where(どこ)……「どちらから来られましたか」

What(何)……「今日のイベントは何がメインなんでしょうね」

Who(誰)……「どなたのご紹介でいらっしゃったのですか」

Why(なぜ)……「今日はどうしてこのセミナーに参加されようと思ったのですか」

How(どうやって)……「ここまでは、どうやって来られたんですか」

初対面の方と話す場合、いきなり発展して突っ込んだ質問はしないはずなので、ある程度のオープンクエスチョンは準備しておくといいでしょう。

相手を褒めるときの注意点

日本人は、照れくさいのか、面と向かって人を褒めるのが苦手な人が多いのではないでしょうか。がんばって褒めようとしても、特に初対面など、まだ相手のことをあまり知らない場合、褒めるポイントは視覚的なものに限られてきます。

そこが難しいところで、たとえば容姿を褒めたつもりだったのに、それが相手のコンプレックスだったりしたら、喜ばれるどころか傷つけることになってしまいます。何がコンプレックスになっているのか、他人にはわからないものです。

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