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相鉄かしわ台駅、地元民は知っている「2つの顔」 東口はホームから300m以上ある通路の先に駅舎

東洋経済オンライン / 2024年11月22日 6時30分

相鉄本線かしわ台駅の西口。出入り口は跨線橋の歩道に面している(記者撮影)

相模鉄道の相鉄本線は、横浜から西へ延びて海老名までの24.6kmを結ぶ。途中の二俣川から湘南台まで相鉄いずみ野線が分かれている。

【写真60枚を見る】相模鉄道のかしわ台駅の東口は300m以上ある通路の先に独立した駅舎。その場所にはかつて「大塚本町」という駅があった。開業当時のかしわ台駅の姿は?

相鉄線は2019年にJR線、2023年に東急線と相互直通運転を開始。東急線を介して東京メトロや都営地下鉄、東武東上線などの駅とも乗り換えなしで行き来できるようになった。とくに埼京線の駅では行き先として「海老名」の駅名を目にする機会が増えた。

海老名の1駅手前

海老名の1つ手前にあるのが、かしわ台駅だ。開業は1975年8月17日。2025年で50周年となる。駅名は「かしわ台」だが、所在地は海老名市柏ケ谷(かしわがや)。2023年度の1日平均乗降人員は1万7194人で相鉄線の27駅中18位と、それほど目立つ駅ではない。だが、周辺には電車基地と乗務員が所属する電車区・車掌区など相鉄線の運行上の拠点が集まっている。

かしわ台には東口と西口がある。西口の「本駅舎」ではファミリーマートが営業していて、日中も駅を出入りする利用者が途絶えることがない。線路をまたぐ道路橋の途中に面しているのがユニークだ。

一方の「東口駅舎」はもっとユニークかもしれない。ホームからは見えないほど離れている。2面4線のホームの東端にある構内の跨線橋の階段を下りると「↑東口(約310m)」の案内板。線路に沿ってひたすら長い通路を歩いていくことになる。

【写真】相模鉄道のかしわ台駅の東口は300m以上ある通路の先に駅舎。その場所にはかつて「大塚本町」という駅があった。大塚本町駅の当時の様子は?(60枚)

東口駅舎は改札内にトイレ、改札外には券売機やコインロッカーと、駅の機能が一通りそろっている。駅事務室はあるが、西口と違って係員が不在の時間帯がある。駅前を横切る道路を渡った先は座間市だ。

「かしわ台の改札」と聞けばほとんどの人は西口を思い浮かべるだろうが、待ち合わせる場合は、いちおう確認しておかないと大変な思いをすることになる。長い通路の途中にはベンチや“庭園”があって一息つけるようになっている。フェンスを隔てて線路が間近にあるため、電車好きの子供たちにとっては絶好のビュースポットと言えそうだ。

管区長が語るかしわ台駅

かしわ台などの駅長を務めるのが海老名管区の森脇隆治管区長。2006年に相模鉄道の社員だった父親の「背中を見て」中途入社したという。駅や本社での勤務、星川の管区長などを経て、7月に海老名管区長に着任した。

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