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日本で始まる「共同親権」に感じるこれだけの不安 育児の同意、争いの継続…共同親権がもめるワケ

東洋経済オンライン / 2024年11月24日 11時0分

私は以前からこの共同親権問題に注目していましたが、両者の意見が正反対すぎて長いこと混乱していました。でも、情報を整理するうちに、こう思うようになりました。「離婚後に父母間で子どもの養育について協力・協調して柔軟に対応できるなら賛成。ただ、そもそも離婚する夫婦は養育も含めていろんな点で対立している。多くの場合、協力自体が現実的には難しいのでは……?」

小川先生は、「裁判所に持ち込まれるような離婚案件では、多くの場合、何らかの暴力的要素が含まれていることが指摘されている。しかしDVや虐待の証明は容易ではないため、立証をあきらめる人も多い。その結果、面会交流の際に、子や同居親の命が奪われる事件まで発生している。早く別れたいからといって、安易に『共同親権』に合意して協議離婚を成立させると、紛争や暴力を継続させることになるので注意が必要」と当事者に警鐘を鳴らします。

次回以降は、さらに別居・離婚問題を深掘りしていきます。海外の親権事情や日本との違い、加害問題の具体的な対処法、日本と海外の元夫婦インタビューなどを紹介する予定です。

この連載にはサブ・コミュニティ「バル・ハラユキ」があります。ハラユキさんと夫婦の問題について語り合ってみませんか? 詳細はこちらから。

ハラユキ:イラストレーター、コミックエッセイスト

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