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ジャケット姿がだらしない男性に欠けている視点 立場に合わせた一段上の「着こなしの視点」

東洋経済オンライン / 2024年12月3日 7時40分

とはいえ職場の服装規定によっては許容されないため、その場合は「ワイシャツとハイゲージニットの着こなし」を検討してみてください。ジャケットとワイシャツの間に、ハイゲージニットを挟む着こなしは、昔からありますが、首型に注意しましょう。ワイシャツに合う首型は、カジュアル見えするクルーネックではなく、Vネックの首型です。

一方、Tシャツ感覚で合わせる薄手ニットには、クルーネックもしくはモックネックを選びます。とくに「首の半分が隠れる」モックネックセーターは、ジャケットの襟裏に皮脂がつくことをガードしてくれるため、清潔さを保つうえでも役立つのです。つまり、ニットも着こなしによって、首型の正解が変わります。

これまで身なりを整えると言えば、サイズ感を合わせることばかりフォーカスされてきましたが、立場に合わせた一段上の印象管理として「着こなしの視点」を意識してみてください。たとえば揶揄されやすい着こなしミスとして、アンボタンマナーにも気を付けたいところ。

普段からスーツやジャケット着用の方はご存じでしょうが、本社異動にともない、久しぶりのジャケット着用という方は見逃しやすいポイントです。いわゆるスーツやジャケットの「いちばん下のボタンは留めない」という着こなしマナー。そして着席時は、ジャケットのボタンを外すこと。

ただし会議で着席したまま司会進行を担当するときは、ボタンを留めた状態を維持します。これはニュース番組の司会者も、採用している着こなしです。

注意すべき暖冬の着こなし

暖冬と言われている今年は、薄手コートのラインナップも各社に並びます。このときコート代わりに、「インナーダウン」と呼ばれるダウンベストの着こなしを検討されている方もいらっしゃるかもしれませんが、この着こなしは評価が分かれます。

スニーカー通勤やビジネスリュック以上に、インナーダウンは奇抜な着こなしとして認知されているため、揶揄されやすいのです。インナーダウンの着こなしは、自転車通勤される方のみおすすめしています。ただし暖房がきいたオフィスでジャケットを脱いだ状態で、「シャツにダウンベスト」という組み合わせは絶対にNGです。コートを着るほど寒くはないけれども、ジャケット単体では冷えるというときは、ニットとマフラーをジャケットに合わせてみてください。

一方、コートやマフラーについては、取引先の建物に入館する前に外しましょう。これは座りながら名刺交換をするようなレベルのNGだと感じる方もいらっしゃるからです。

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