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「私服になると残念」を防ぐ、冬のコート着こなし術 休日に出かける機会が増える年末、何を着る?

東洋経済オンライン / 2024年12月15日 8時0分

これを実践することで、手持ちのアウターの着こなしが一気に広がり、ファッションが楽しくなるはずだ。

シンプルなステンカラーコートは、柄で遊び心をプラス

大きな襟とAラインシルエットが特徴のステンカラーコート。スーツ、ジャケパン問わずビジネスのあらゆるシーンで使える汎用性の高さを備えているため、持っている人も多いだろう。

ステンカラーコートの高い汎用性は、ビジネスだけでなくカジュアル使いにおいても、その効果を発揮する。

ただクセのないすっきりとしたデザインは、どんなアイテムともそれなりに合ってしまうため、最適解を導き出しづらい。そこでおすすめしたいのが、インナーに柄ものを合わせるコーディネートだ。

ステンカラーコートのシンプルで端正なデザインに柄ものを組み合わせることで、適度な遊び心がプラスされ、おしゃれ度が高まるからだ。

もし柄ものに抵抗感があるなら、コートの色とコントラストがつく差し色でも似たような効果が期待できる。

どちらの方法もコートから覗く部分は限られるため、難易度はそれほど高くないだろう。

また裾に向かって広がっていくAラインシルエットを採用するステンカラーコートは、細身のパンツと合わせるとスタイルよく見せてくれる。

スタイリング例でも、ボトムスにオリーブグリーンの細身パンツを合わせてトップスにボリュームを持っていくことで、目線が上がりスタイルアップにつなげている。

インナーには適度な厚みがあるミドルゲージのボーダー柄セーターを、シューズにはボリューミーなローファーを合わせ、重くなりがちな冬のコーディネートに爽やかな印象を加えた。

“器用貧乏”なステンカラーコートだからこそ、インナーの柄もの使いと細身のパンツ合わせで輝かせてもらいたい。

オイルドジャケットは襟つきインナーできれいめに

元々は狩猟や乗馬などアウトドアを快適に楽しむために誕生したバブアーのオイルドジャケット(生地の表面にオイルを塗ることで光沢や耐久性、防水性を持たせたもの)。

そこからファッションアイテムになり、さらにビジネスウェアにも合わせられる万能アイテムへと進化した。

もちろんTPOによってふさわしくないこともあるが、日本のビジネスシーンで確固たる地位を築いている。

とくに、今回取り上げる「ビューフォート」と呼ばれるモデルは着丈が少し長く設定されているため、ジャケットのアウターに最適だ。

ジャケパンの上に合わせるのが王道の使い方だが、紡毛(起毛させたウール生地)のスーツとも相性がよく幅広く使えるだろう。カジュアルでのコーディネートに関しておすすめなのは、襟つきのインナーを合わせることだ。

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