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JR「みどりの窓口」設置駅数の知られざる真実 人間では対応が難しい発券内容が増えてきた

東洋経済オンライン / 2024年12月17日 6時30分

その後の数字を見ると、2005年をピークに設置する駅の数は減少している。オペレーター対応の販売機や自販機に置き換えられたところもあるが、窓口が廃止されても代替機が設置されず、指定券が買えなくなった駅は増えているのが現状だ。また、係員対応窓口は2005年以降数を減らし、2015年から2024年の9年で1434駅から715駅と半減した。

1965年から2024年にかけての推移を会社別に見たところ、以下のようになった。なお、1965、1975、1985年は現在のJRの各社のエリアを参考に計算した。

JR北海道
1965年 7
1975年 22
1985年 29
1995年 94
2005年 110
2015年 107
2024年 95(係員対応窓口94 オペレーター販売機1)

JR東日本
1965年  65
1975年 188
1985年 245
1995年 685
2005年 740(係員対応窓口736 自販機4)
2015年 693(係員対応窓口551 自販機142)
2024年 577(係員対応窓口211 オペレーター販売機90 自販機276)

JR東海
1965年  21
1975年  41
1985年  48
1995年 141
2005年 179
2015年 153
2024年 138(係員対応窓口127 オペレーター販売機10 自販機1)

JR西日本
1965年  47
1975年 122
1985年 155
1995年 368
2005年 440
2015年 460(係員対応窓口454 自販機6)
2024年 397(係員対応窓口161 オペレーター販売機197 自販機39)

JR四国
1965年  4
1975年 11
1985年 16
1995年 25
2005年 37
2015年 35
2024年 36(係員対応窓口16 オペレーター販売機20)

JR九州
1965年  16
1975年  34
1985年  39
1995年 116
2005年 120
2015年 147
2024年 121(係員対応窓口116 オペレーター販売機3 自販機2)

JR東日本とJR西日本が大きく減少

特に数を減らしているのがJR東日本とJR西日本。係員対応窓口の数を見ると、JR東日本は211駅で、2005年から7割以上の減少だ。国鉄時代の1985年よりも少ない数になった。JR西日本も係員対応窓口の数は9年前のおよそ3分の1、国鉄時代の1985年とほぼ変わらない。JR東日本やJR西日本では、スマートフォンによるチケット販売や、オペレーター対応の販売機、自動販売機の活用を呼びかけている。

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