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妻の転勤帯同で「主夫になった夫」が味わった窮地【再配信】 夢のアメリカ生活のはずが「闇落ち」寸前に…

東洋経済オンライン / 2024年12月18日 8時0分

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【イラストレーター、コミックエッセイストであるハラユキさんの連載『ほしいのは「つかれない家族」』。2024年に配信した記事の中で、とくに人気の高かったものをお届けします。こちらは、2024年1月14日に公開した記事の再配信です。】

家事や育児、介護などの分担をめぐって、家族間で言い争いが増えて、いつのまにか一緒にいて心地よい存在だったはずの家族が「つかれる存在」になってしまった……そんな話を聞くことがよくあります。

どうして自分の不満が家族に伝わらないの? どうしたら「つかれない家族」になれるの? そんなふうに「つかれる家族」と「つかれない家族」を考察するこの連載。

今回から数回に分けて「妻の海外赴任に夫が帯同する」という形を経験したご家庭の話を紹介します。その夫であり、ジャーナリストである小西一禎さんは、その形を「駐夫(ちゅうおっと)」と名づけ、発信活動を続けている方です。まず今回は「駐夫になった経緯と、その生活のジレンマ」を伺いました。

「駐妻」の男性バージョン、「駐夫」

アメリカで生活していたご夫婦にインタビュー

フライトアテンダントの職を失い、帰国

彼の言葉で正社員を目指すように

憧れのアメリカ赴任を目指し…

妻がアメリカ駐在員に!

念願のアメリカ生活スタート。その現実は…

「今ってどういう一日を過ごしてるんですか?」

増えていく夫婦ゲンカ

状況を変えるべく、少しずつ動き始めた

「憧れの駐在」と言われるが、闇落ちする人は多い

一禎さんはその後、会社に復職せずにフリーのジャーナリストになりました。帰国後は大学院に通い、その修論をもとにした書籍『妻に稼がれる夫のジレンマ』をこの1月に上梓。自分以外の駐夫のリアルも紹介しています。

駐在生活、多くの人がぶち当たりがちな壁

マンガの中で描いたように、私も「駐妻」だった経験があります。私の場合はフリーのイラストレーター・コミックエッセイストという職業柄、海外でも仕事を続けることができました。なので一禎さんのようなアイデンティティークライシスには陥らなかったのですが、それでも赴任してしばらくは慣れない海外での家事育児との両立が難しくて仕事を辞めようかと悩んだりもしました。夫が多忙で出張も多くほぼワンオペ育児だったので、夫とのケンカも増えました。さらに現地でいろいろな人の話を聞いて、駐在帯同独特の大変さを思い知ったのです。多くの人がぶち当たりがちな壁をあげていくと、

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