「お金の話は、もうウンザリ」をさっぱり消す方法 「資産形成に踏み出せない人」の8要因:後編
東洋経済オンライン / 2024年12月19日 8時20分
5:四方八方からお金の話をされるから
冒頭でもお伝えしましたが、国、テレビ、雑誌、ウェブニュース、SNS、銀行や郵便局など四方八方から散々お金の話を聞かされているから、あなたはウンザリしているのです。
やれトランプ相場がやってくるだの、やれ新NISAはやらなければ損だの、やれ公的年金だけでは足りないだの……「同調圧力はやめてくれ!」「うるさい!」と言いたくなるのも当然です。
とはいえ、そういう人も心のどこかでは、「きっと投資をしたほうが将来お金で苦労しない」ことをわかっているはずです。正しいことを言われているから、心が動揺してウンザリを感じるのです。
でも、本稿をここまで読まれた方なら大丈夫。それは、同調圧力がもたらすウンザリにも負けずに、資産形成に挑もうとされている証拠です。それだけでもわかれば大きな前進です。
6:投資は損するかもしれない……
「投資は損する可能性が高い」と思っている方もいるでしょう。将来の株価なんて上がるか下がるかわからない。損するかもしれないものを勧められても、ウンザリしますよね。当たり前の反応です。
ところで、投資ってそもそも何なのでしょう。そこを誤解してほしくないのです。そのために簡単に投資のメカニズムを説明します。
地球の人口が増える→必要とするモノやサービスの量が増える(たとえば食料需要)→供給を増やせる企業が儲かる→会社の利益が増える→株価が上がる。ここに投資するんです。
人間は便利を追求する→イノベーションが起きる(たとえば生成AI)→新しい需要が創造される→供給できる企業が儲かる→会社の利益が増える→株価が上がる。ここに投資するんです。
株価は原則として、長期では企業価値(どれだけ儲ける力があるか)に連動します。闇雲に上下するわけじゃないんです。つまり、儲ける力のある会社を選べば、損する可能性を極力排除できるんです。
しかも、いまはその可能性が高い企業を集めた「投資信託」が存在しますので、あなたは一から会社を探す必要はありません。「正しい投資信託」を選べばいいのです。
7:毎日が精いっぱいで投資する時間も勉強する時間もない
毎日が精いっぱいで、投資する時間どころか、投資の勉強をする時間さえ取れない。これ以上、新しいことをしろと言われても、キツキツで無理!
いまのビジネスパーソンは、本当に忙しいと思います。コンプライアンスだとか、リスキリングだとか、DXだとか、ハラスメント学習だとか、本来の業務以外にいろんなことを求められます。休日も勉強されている方も少なくないと思います。
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