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警報レベルの大流行「リンゴ病」とはどんな病気か 子どもや妊婦、免疫力が低下している人は注意

東洋経済オンライン / 2024年12月19日 8時10分

■マスクの効果は?

リンゴ病に対するマスクの有効性は不明ですが、新型コロナやインフルエンザの流行などもあるので、妊婦などリスクの高い方は人混みでは着けたほうが無難でしょう。

風邪症状がある方も、咳やくしゃみで飛沫を周囲に飛ばさないという意味でも、必ずマスクは着けてください。

職場や学校、年末年始に向けて

前述したように、リンゴ病特有の症状で顔が赤くなり、腕や脚、体に発疹が出たときには、すでに感染力が“弱まって”います。そのため、発熱や関節痛などの症状がなく、本人が元気であれば、職場や学校を休む必要はありません。

年末年始は多くの医療機関が休診となるため、感染症への対応が遅れる可能性があります。そのため、地元の診療所や病院の休診日を事前に確認する、緊急時に対応可能な医療施設を把握しておく、などはよいでしょう。

妊婦さんや、免疫力が低下している方でご心配な場合は、年末に入る前に主治医に相談されてもよいかと思います。日本産婦人科感染症学会の資料も参考にしてください(こちら)。

谷本 哲也:内科医

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