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ホンダと日産、電撃浮上した「経営統合」の現実味 立役者はホンハイ?株式市場の反応は明暗

東洋経済オンライン / 2024年12月19日 8時0分

もっとも、18日夜に「ホンハイの影響」について問われたホンダの三部社長は、「まったく関係ない。そんなものでこんな大きな話はしない」「そうした事実があるのかないのかもまだわかっていない」と歯切れ悪く否定した。

日産は大幅高、ホンダは下落

いずれにしても、日産とホンダの経営統合の議論がすんなり進むとは限らない。確かに調達面や電動化投資で規模の経済は生まれるが、両社は販売地域の重なりが大きく、統合メリットは限定的とも言える。

持ち株会社という対等な関係を念頭に交渉を性急に進めた場合、主導権争いが起きる懸念もある。何より、日産の立て直しが進まなければ、ホンダも大きな痛手を負いかねない。

経営統合が報じられた12月18日、日産の株価(終値)は前日比23.7%の大幅高となったが、ホンダは同3%安と下げた。今回の統合協議は、経営が悪化する日産の救済にはなるが、ホンダにとってのメリットは薄いと市場は判断したとも言える。

日産の改革が進まなければ、火事場の再編劇も幻に終わりかねない。

秦 卓弥:東洋経済 記者

村松 魁理:東洋経済 記者

劉 彦甫:東洋経済 記者

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