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受験直前!本番で失敗しない「過去問の復習法」 点数が稼げるようになる復習のコツを伝授

東洋経済オンライン / 2024年12月24日 8時30分

例えば東大生の多くは、「この選択肢は、どこを書き換えれば正解になるのか?」を考えながら勉強していた場合が多いです。

ただ「この選択肢が間違いだ」と理解するだけでは終わらず、しっかり「Aと書いてあるが、これがBだったら正解だった」というように具体的なポイントを押さえて、ポイントを書き加えながら解く人が多かったです。

・「過半数の人が賛成していた」→実際には本文だと47%となっているので、「過半数→47%」なら正解

・「カブラルは1498年、インド航路を開拓しカリカットに到達した」→実際にはこれはカブラルではなくヴァスコ=ダ=ガマの説明であり、カブラルは1500年にブラジルに到着した。「カブラル→ヴァスコ=ダ=ガマ」なら正解

このような解き方ですね。ここまでしっかり選択肢を分析できれば、必ず正解できるようになります。

以前出た問題では不正解だった選択肢が、今回は正解の選択肢になって登場した、というパターンはよくあるので、「一度出たところだから復習は疎かでいい」と思っていると痛い目を見てしまう可能性が高いのです。

センター試験から共通テストに変わり、知識だけを問う問題の量も大幅に減りました。知識だけで解ける問題から、きちんと考えないと答えられない問題になってきています。

言い換えれば、答えを覚えれば解ける問題の比率が減って、なぜその答えになったのかという道筋を理解しないと点数にならない問題が増えてきているのです。

「急がば回れ」とは言いますが、ここは焦らず、じっくりと過去問と向き合うような勉強が必要なのではないでしょうか。

受験勉強や、子どもへの教育など、西岡壱誠さんへの質問を募集しています。こちらの応募フォームからご応募ください。

西岡 壱誠:現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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