2024年の「ドラマ視聴率トップ10」驚きの結果 流行語「ふてほど」は?1年のドラマ総まとめ
東洋経済オンライン / 2024年12月24日 7時40分
ふてほどや地面師たちが話題に
年末に近づき、冬休みの間に今年の話題作を見返したい人も多いのではないだろうか。
【ランキングを全部見る】2024年連続ドラマの平均世帯視聴率トップ10。最高視聴率トップ5も
昨年は壮大なスケールで描かれた堺雅人主演の『VIVANT』(TBS系)が大きな話題を呼んだが、2024年もクールごとにさまざまな連続ドラマがにぎわせた。
特に社会現象と呼べる話題になったのは『不適切にもほどがある!』(TBS系)と『地面師たち』(Netflix)だろう。
この2作に共通するのは、現代日本を映す社会性のあるエンターテインメント作品である点。いまを生きるわれわれの社会とのリンクが、昨今の人気ドラマのポイントになっている。
視聴率のデータを紹介するとともに、2024年を象徴する話題作のほか、シーンの傾向やトピックをまとめてみる。
まずは、年間の平均世帯視聴率トップ10と最高視聴率トップ5をみてみよう。
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平均世帯視聴率TOP10(朝ドラは15分枠なので除外)では、年間通して4作ともランクインしたTBS日曜劇場の圧倒的な強さが示されている。年配層含むドラマファンの固い支持層が下支えしているようだ。
また、最高視聴率TOP5は以下の通りだ。
1位は木村拓哉主演『Believe -君にかける橋-』の最終話。長年にわたり安定した支持を受ける『相棒』シリーズを上回る唯一の13%台は、役者としてのいろいろな評価がありつつも、木村の稀代のスターぶりを示しているだろう。
参考までに、朝ドラの平均世帯視聴率と、最高視聴率は以下の通りとなっている。
トップ10圏外でも話題を呼んだふてほど
一方で、今年もっとも話題になったドラマといえば、1月期(冬ドラマ)の『不適切にもほどがある!』だろう。平均世帯視聴率・最高視聴率ともにトップ10圏外だったものの、今年のユーキャン新語・流行語大賞で「ふてほど」が大賞に選ばれるなど大きな話題を呼んだ。
クドカン節全開の宮藤官九郎オリジナル脚本で、令和のコンプラ社会に感じる窮屈さや不自由さを、昭和のダメおやじの主人公を通して描き、“昭和あるある”小ネタや、芸達者なキャスト陣のコミカルな会話劇が視聴者の心を掴んだ。
令和と昭和の対比から、双方の社会を風刺するメッセージの投げかけには、そのリアクションへの世代間の温度差も見られた。しかし、そんな話題の喚起こそ制作陣の狙いだったのだろう。
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