デザイナーが語る「ランボルギーニ」の未来像 バイクから着想を得た新型車「テメラリオ」
東洋経済オンライン / 2025年1月1日 16時0分
アウトモビリ・ランボルギーニが2024年11月29日、新型車「テメラリオ(Temerario)」のアジアパシフィック地域初の場所として東京を選び、国立競技場で公開した。プラグインハイブリッド化が進むランボルギーニにおいて、デザインはどう進化していくのだろう。
【写真を見る】ランボルギーニの新型ハイブリッドスーパースポーツ「テメラリオ」の姿と、11月29日に開催された「ランボルギーニ・デイ・ジャパン」の様子(写真:Lamborghini)(81枚)
【写真を見る】ランボルギーニの新型ハイブリッドスーパースポーツ「テメラリオ」の姿と、11月29日に開催された「ランボルギーニ・デイ・ジャパン」の様子(写真:Lamborghini)(81枚)
デザインディレクターが語るランボルギーニの現在地
日本初披露のテメラリオとともに来日したのは、ミティア・ボルカート氏。アウトモビリ・ランボルギーニのデザインディレクターの立場にある人だ。ドイツ人のボルカート氏は、ポルシェでのエクステリアデザインディレクターを経て、2016年にランボルギーニ・チェントロスティーレ(スタイリングセンター)に入った。
ランボルギーニでは「ウルス」と「レヴエルト」という量産モデルを手がけ、加えて、限定生産された(はずの)「クンタッチLPI800-4(日本ではカウンタックとも)」や、「テルツォ・ミレニオ」「シアン」「ランザドール」といったコンセプトモデルのディレクションも行ってきた。
2023年11月からデザインディレクターの立場と肩書が少し変わったボルカート氏。未来のランボルギーニ車のデザインと、デザインチームのとりまとめを業務としている。
今のランボルギーニについては、「テメラリオをもって、当社は、全モデルをハイブリッド化した最初のラグジュアリーカーブランドとなりました」と、同時に来日したステファン・ヴィンケルマンCEOが話すとおり、メカニズムが新しくなってきている。それも踏まえて、デザインについてボルカート氏にインタビューした。
自然吸気V10エンジンを搭載した「ウラカン」は2024年に生産を終了しており、レヴエルト(2023年)、ウルスSE(2024年)、そして今回のテメラリオが現在のラインナップとなるが、そのすべてがプラグインハイブリッドのパワートレインを搭載。この先、ランボルギーニはピュアEV化へ向かうことも明言されている。
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