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「東大卒記憶王」が教える20分のスゴイ勉強法 短い時間で区切って絶対ダラダラやらない

東洋経済オンライン / 2025年1月3日 12時0分

(写真:jessie/PIXTA)

英単語や漢字、数学や科学の公式、歴史の年号や内容、資格試験の用語などを覚えることに苦手意識を持っている人におすすめの、効率よく覚えてパッと思い出せる勉強法があります。「記憶力が良かったらなぁ」と諦める前に、これから紹介する方法を一度試してみてください。

記憶に関する最新の研究論文や勉強・仕事・日常生活に効果的な記憶法などを100Tipsに厳選して紹介した、東大卒記憶力日本チャンピオン・青木健さんの著書『東大式 記憶力超大全』より一部抜粋・再構成してお届けします。

試験範囲と「覚える総量」を知る

みなさんは試験に向けて用語や単語などを記憶するとき、いきなり暗記から入っていませんか? 実は記憶力を競う「メモリースポーツ」のプレイヤーで記憶のプロフェッショナルであるメモリーアスリートは、いきなり暗記を始めることはありません。ゴールである状態を見てから、そこまで到達するプロセス(過程)を考えます。

イメージしづらい人は「海外に旅行するとき」を考えてみましょう。 まずは第一のゴールである、目的地のホテルにチェックインすることを考えます。

次にホテルへ着くための過程を考えます。自宅から空港までのルートはどうするか。空港まで電車で行く場合は、乗り換え方法なども下調べする必要がありますね。空港に着いたらどこで搭乗手続きをするのか、無事飛行機に乗れたとして、降りたあとは海外でどのようにして宿泊するホテルに向かうのかなど、綿密に計画すると思います。

用語や単語を覚えるときも、やり方は全く同じなのです。まずはゴールにあたる「試験範囲を知ること」が重要です。次に内容(見出し・単元)別に、具体的に覚える必要がある用語(キーワード)の数や自分の理解度などを把握します。教科書や参考書の目次に、キーワード数と自分の理解度を書き込むのがおすすめです。

覚える総量から「1日あたりの記憶する分量」を決める

本の1〜30ページが試験範囲だとしましょう。 目次を見て、難しそうな箇所、自分がよくわかっていない箇所は、記憶するための時間を長めに取ったほうがよさそうですね。反対に、得意分野や既知の範囲は短くてよいかもしれません。自分の力を踏まえて計画を立ててみましょう。

この時に「具体的な分量」や「それぞれの範囲にかける時間」を書き出してみることが重要です。覚える必要のあるキーワードが120語ある場合、70%理解していても残り30%にあたる36語を覚えなくてはいけません。反対に20%しか理解していない応用的な部分でも、キーワードの総数が30語しかなければ、覚えるべきキーワードは24語で済みます。覚えるキーワードの数から、記憶するスケジュールを立てましょう。

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