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デキる人が「あえて〆切間近を後回し」にする理由 予定通りに仕事を終わらせるスケジュール術

東洋経済オンライン / 2025年1月7日 11時30分

その性質を利用して、締め切りの近いものは締め切りギリギリまで溜めておき、「もう時間がない!」というところまで自分を追い込む、というのも1つの手段なのです。

締め切りに間に合わなくなるリスクは?

「え、でもそんなことしたら、締め切りに間に合わない危険性が出てくるじゃないか」と思うかもしれませんが、ここで重要なのは、「あらかじめ、もう少しのところまでやっておく」ということです。

締め切りがまだ遠いうちに、自分が面倒だと思わないようなところや、できるかぎりのことはやっておくのです。

たとえば書類作成であれば、骨子は締め切りがまだ遠いうちから作っておいて、残りの面倒な作業(図版を作るとか、まとめページを作るとか、体裁を整えるとか……)は締め切りがギリギリになってからやればいいのです。

面倒でやりたくない作業でも、締め切りギリギリであれば「やらなきゃ」という気持ちが湧いてくるものです。

そうすれば、その気持ちをうまく活かして、仕事を終わらせていくことができます。先のタスクまで見通しが立っている状態になり、うまく物事を終わらせることができるようになるのです。たとえば、こんな感じですね。

抱えているタスク:2月3日提出の資料と2月5日提出の資料と2月7日提出の資料

2月1日 2月7日提出の資料を、面倒な部分だけ残して完成させる。 終わったら2月5日提出の資料に取り掛かる
2月2日 2月5日提出の資料を、面倒な部分だけ残して完成させる。 終わったら2月3日提出の資料に取り掛かる。
2月3日 2月3日提出の資料を終わらせる。
2月4〜5日 2月5日提出の資料を終わらせる。
2月6〜7日 2月7日提出の資料を終わらせる。

締め切りが遠いものから順番に終わらせていくことで、締め切り直前の「やらなきゃ」という思いを利用しながら、うまくタスクを処理していくというものですね。

また、これにはもう1つ、大きな効果があります。キリの悪いところで仕事が終わっているからこそ、次に取り掛かりやすいというメリットがあるのです。こちらの漫画『ドラゴン桜』のワンシーンをご覧ください。

※外部配信先では漫画を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

いかがでしょうか?われわれはよく、「キリがいいところまで終わらせよう」と考えてしまいがちですよね。

「あとちょっとで終わるから、終わらせちゃおう!」と思いがちです。
ですが、実はキリがよすぎると、次の勉強・仕事を始めるのが大変になってしまうかもしれないのです。最初から始めなければならないから、億劫に感じてしまうのです。

キリが悪いところで終わらせるメリット

一方で、キリが悪いところで終わっていれば、次に始めるときに、「さて、さっきキリが悪かったから早く終わらせてしまおう」と思うことができますよね。だから、キリが悪いところで切り上げておくほうが、次につながるというわけです。こうすることによって、始めの一歩だけは簡単に進めることができるようになります。

物事に早めに取り組んでおく一方で、あと少しのところまで残した状態で放っておくことには大きなメリットがあります。ぜひ参考にしてみてください。

受験勉強や、子どもへの教育など、西岡壱誠さんへの質問を募集しています。こちらの応募フォームからご応募ください。

西岡 壱誠:現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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