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担当外の仕事依頼、不快感を与えずにかわす方法 「今手一杯でして…」だけでは不十分な理由

東洋経済オンライン / 2025年1月12日 9時50分

「今日は(〇時までに)帰ります」と明確な意思を伝えながらも、「なんとか引き受けたい」というポジティブな姿勢を見せることで、相手もそれ以上無理を言いづらくなります。

同時に、あなたの誠意をしっかりアピールすることもできます。

一緒に解決策を考える

仕事である以上避けられない依頼ももちろんあるかと思いますが、専門外の案件や明らかに業務の範囲外である場合、たとえ引き受けても対応が難しかったり、「どうして私が?」と思ってしまうものもあるでしょう。ここでは、そんな「不本意な」依頼のかわし方をお伝えします。

たとえば、ほかに担当の部署があるにもかかわらず、上司からあなたに声がかかったとします。

このようなシーンでは、次のように返している方も多いのではないでしょうか。

上司「なんだかパソコンの調子が悪いみたいなんだ。〇〇さん、見てもらってもいいかな?」

あなた「えっと、今はちょっと業務が手一杯でして……」

頼まれごとが習慣化しないために

「今手が離せない」ことを理由に断るパターンです。しかし、これは決して上手なかわし方とは言えません。その場は諦めてくれるかもしれませんが、今は無理でも今後は引き受けてもらえる、という可能性を残してしまいます。

一度きりですめばよいですが、引き受けてしまったがために、その後「じゃあ今回もよろしくね」と習慣化してしまうのは好ましくありません。

それに、毎回同じ業務を断るのも心苦しいですし、「さすがにもう断れない」という限界が来るはず。仕事を頼む側にとっても、何度も拒否されるのは気分のよいものではありません。

こんなときは、次のように伝えてみてはいかがでしょう。

【例①】
「このところ〇〇の業務が手いっぱいで余裕がない状態なのですが、お困りですよね。どなたにお願いしましょうか?」

【例②】
「私の専門外でして、対応が難しいです。どうしましょう? 担当の部署はどちらになるのでしょうか?」

まず、自分は引き受けられないということを理由とともに明確に伝える。そのうえで、「お困りですよね」「どうしましょう」といった「共感」を示す言葉を添える。続いて「誰にお願いしましょうか」と一緒に解決策を考える姿勢を見せる。

この三段論法を用いれば、相手に“一緒に悩んでくれるいい人”という印象を与えることができます。つまり、断っているのにもかかわらず、なぜかあなたの好感度がアップするのです。さらに「手が空いたら頼む」以外の選択肢が生まれることによって、それ以降も声をかけられることがなくなります。

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