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「東大入試で10分寝て合格」の男が語る受験の本質 ルール内であれば常識破りでもやる価値はある

東洋経済オンライン / 2025年1月13日 7時50分

試験中に集中力を復活させる驚きの方法を伝授します(撮影:梅谷秀司)

受験が近づくにつれ、さまざまな不安や焦りを抱える受験生や親は多いと思います。それらを解消するためにはどうしたらよいのか。大学入学共通テストまでの毎日連載「現役東大生が解決!受験お悩み相談室」では、偏差値35から東大合格を果たした漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡壱誠氏が率いるカルペ・ディエムのメンバーが、数多くの受験生を指導した経験を基にした解決策を伝授します。【連載第24回】

試験中に眠気に襲われたらどうするか

受験生が全員机にかじりつくようにして勉強を続ける直前期ですね。勉強の成果が出ることを祈るばかりですが、現実は頑張ったからといって受かるわけではありません。

【漫画・ドラゴン桜で学ぶ】受験生の親に教えたい「子どもを楽にする」一言

なぜなら頑張った成果を試験会場で発揮できないと意味がないからです。特に、本番で緊張してしまうとか、集中できないとか、そういった悩みを抱える受験生は意外に多いです。

筆者も100分を超えるテストになると、どうしても試験途中で眠気に襲われてしまうことがありました。眠気と戦いながら試験に向かい合っても、いい点数が取れるはずもありません。

試験中に集中が切れたらどうすればいいのか? 今回は、東大生が本当に使っていた「試験中の集中切れを回復させる裏技」についてお伝えします。

結論からいえば、集中切れから復帰する技は「10分の仮眠」です。実際、私は東京大学2次試験の数学のテスト中、短時間の仮眠をとって、自らの集中切れを回復させました。もちろんテストを捨てていたわけではなく、結果は65%くらいの得点でした。

「試験中に眠くなる」という生徒に対して「寝ればいい」と伝えると、「そんなことをさせてはいけない」と叩かれることもあるのですが、私から見ると、そうした人たちは試験の本質を見誤っているように映ります。

そもそも試験の目的は「試験をまっとうに受けること」ではなく、「合格点を取ること」です。受験生のやるべきことは、「試験のルール内で、どんな手段をとってでも、合格点をとれるように最大限の努力をすること」といえます。

逆を言えば、合格点を取ることにつながらない行為なら、一般に必要だと思われていることでもしなくていいし、合格に直結するなら一般に不要と思われている行為でもすべきなのです。

自分の力を発揮する方法を考える

集中力が切れたタイミングで寝るべきだとお伝えしたのは、集中力が切れている状態で考えても、普段通りの効率で思考を進めることは難しいと考えられるからです。普段は1の力を発揮できる人が0.5の力になると考えてください。普段なら30分で解けるはずの問題は、1時間かかる可能性が出てきます。

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