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受験で限界寸前「ゆうこりん」を救った意外な一言 精神的に追い込まれている人にしてほしいこと

東洋経済オンライン / 2025年1月14日 11時0分

その後に多くの受験生にすすめてみたのですが、「不思議と気持ちが整理できてよかった」という人が多かったです。

とはいえ、何人かの受験生は「涙が出ない」「苦しいとは思っているけれど、泣けない」と言っていました。そんな人たちには、「最初はまねでいいからやってみること」をおすすめしています。

涙が出なくてもいい。泣けなくてもいい。目を強くつぶって、目頭を押さえて、声を出してみる。そうすると、不思議と涙が出てきたり、気分が落ち着いたりするのです。

②一度寝てリセットする

次は「一度寝てリセットする」です。これは、例えば試験の結果が芳しくなかったときや不合格になってしまったときの対処法です。シンプルですが、非常に効果があります。

寝ることの一番の効能は、すべての出来事を過去の出来事にしてしまえるということです。つらいことや大変なことが起こってしまったとして、それを「今現在の出来事」として捉えてしまうと、キャパシティオーバーで耐えられなくなってしまうことが多いです。

睡眠は精神的な安定をもたらす

しかし一度寝て起きれば、どんなにつらく大変なことであっても、「過去の出来事」になります。現在というゼロ距離の出来事としてではなく、過去という一定の距離のある出来事として捉えることで、感情を落ち着かせることができます。いわゆる「時間が解決してくれる」ということですね。

そして睡眠は、精神的な安定をもたらす効果があります。結局、受験生は寝不足な場合が多く「なんかいつもより涙もろいな」「いつもより感情の起伏が激しいな」と思ったら、蓋を開けてみたら実際はただ寝不足なだけだった、なんてこともあります。きちんと寝れば、精神的にリセットされる場合は多いのです。

③自分は機械であると暗示をかける

最後は「自分は機械であると暗示をかける」です。今までの対処法と全然違うので、「なんだ、それ!?」と思った人もいるかもしれません。

ですが、東大生にとったアンケートで「東大生がやっていたメンタルコントロール法」の1位はこれです。わりと有名な方法でもあり、塾・予備校の先生たちの中でも「受験期のメンタルコントロールのためのアドバイスとして『機械になれ』と話している」という人は多く、それほど効果のある方法なのです。

まず前提として「受験」と「メンタル」というのは一見密接に関わっているように見えて、実は関係がないものです。だって究極的に言ってしまえば、別にメンタルが限界だとしても、精神的につらかったとしても、試験にはなんの影響もありませんよね。

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