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北朝鮮軍捕虜「ウクライナの人たちはよい人か」 ウクライナ軍に捕虜となった北朝鮮兵士の心情

東洋経済オンライン / 2025年1月14日 14時0分

国情院は「ロシアに派遣された北朝鮮軍の交戦参加地域がクルスク全域に拡大している。北朝鮮軍の被害規模が死者約300、負傷者約2700人となり、全体で3000人を超えたと推定している」と述べた。

国情院は2024年12月19日には、死亡者数が少なくとも100と推定されると明らかにしている。国情院の情報から判断すれば、1カ月も経たない間に200人以上の北朝鮮軍兵士が死亡したことになる。

国情院は最近入手した北朝鮮軍の戦闘映像を分析した結果、大規模な死傷者発生の主な原因として、無意味な遠距離ドローン照準射撃や後方火力支援を受けないままの突撃戦術など、現代戦に対する理解不足とロシア側による北朝鮮軍の活用方法を挙げた。

国情院は、戦死者の所持メモから、北朝鮮当局が自爆自決を強調する内容とともに、兵士たちが労働党入党および赦免を期待している内容が発見されたという。

最近になって、北朝鮮軍兵士1人がウクライナ軍に捕まりそうになると、「金正恩(総書記)将軍」と叫びながら手榴弾を取り出し、自爆を試みて射殺された事例も確認されたと明らかにした。

捕虜の帰還先はどうなるか

また、国情院は最近、ウクライナ当局に捕らえられた北朝鮮軍捕虜2人は偵察総局所属で、北朝鮮当局が派遣給与の約束なしに「英雄として優遇する」という通知を受けたとの供述があったという。

前出のイ・ソンギュン議員は「その捕虜が韓国に行くという立場表明をしたことはない。国情院は、北朝鮮軍も憲法的価値観から見ると韓国国民に含まれるため、捕虜になった北朝鮮軍兵士の意思が最も重要だという観点に基づき、帰還を要請すれば、ウクライナと積極的に協議するという立場だ」と述べた。

国情院は、北朝鮮内部ではロシア派兵と関連したニュースが広がっており、派兵軍兵士の家族は「奴隷兵」「大砲飯」(銃弾の受け皿)という自嘲と心配を吐露していると伝えた。

しかし、直接的な利害関係を持たない人々は、ロシアの支援と民生改善を期待しているとし、北朝鮮当局が派遣軍家族の食糧・生活必需品など物質的な補償を提供した状況も明らかにした。

一方、北朝鮮軍兵士捕虜を尋問した側が国情院の工作員かどうかなどについて、パク議員は「確認できない」と話した。

ソウル新聞

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