「ゴミ屋敷」から大量の不用品"その意外な行き先" 業者が片付けたゴミやモノはどこに運ばれるのか
東洋経済オンライン / 2025年1月25日 11時0分
関西地方の一軒家に住む家族は、わずか2~3年の間で3度、片づけの依頼をしていたーー。
本連載では、さまざまな事情を抱え「ゴミ屋敷」となってしまった家に暮らす人たちの“孤独”と、片付けの先に見いだした“希望”に焦点をあてる。
今回の依頼は「ゴミ屋敷」ではなく「不用品回収」。ゴミ屋敷と比べると軽い依頼のように思えるが、ゴミ屋敷に悩む人々の問題を解決する道筋は、実はここにある。YouTube「イーブイ片付けチャンネル」で多くの事例を配信するゴミ屋敷・不用品回収の専門業者「イーブイ」代表の二見文直氏は、「依頼の数としてはゴミ屋敷よりも不用品回収のほうが多い」と話す。
動画:【3度目の依頼】片付けをイーブイに依頼した理由は?
※本連載がマンガになりました。是非、無料で読める【漫画「ゴミ屋敷」~孤独な部屋の住人たち~】もご覧ください。
住人が片付けを3度依頼した理由
1度目の依頼は、台風21号が関西地方を襲った2018年9月のことだった。その被害は甚大で、街中では車両が横転し、電柱が倒れ、14人の死者が出た。また、暴風で流されたタンカーが関西国際空港の連絡橋に衝突。滑走路も閉鎖となり、「関空が水没した」とニュースになった。
【写真】「倒壊したベランダの物置、引っ越しで出た大量のモノ」いらないモノであふれた自宅があっという間に片付いた!【ビフォーアフターを見る】
一家はこの台風で被災。ベランダの物置が倒壊し、ベランダ自体も破損した。その片付けをイーブイに依頼した。
「そのときの作業がテキパキとやられていて。その時点で(娘が)引っ越しする予定があったので、イーブイさんにお任せしようと思いました」(依頼主である父親)
台風が襲った当時は、同様の依頼が殺到したという。倒壊によって物置に入っているモノが飛び出してしまい、ついでに不用なモノを処分してしまおうと考える人が多かった。
【写真】「倒壊したベランダの物置、引っ越しで出た大量のモノ」いらないモノであふれた自宅があっという間に片付いた!【生まれ変わった部屋を見る】(22枚)
2回目は、大人になって家を出ることになった娘の引っ越しに向けた不用品回収だった。現場に行くとすでに回収するモノがまとめられていた。その量も少なく、作業はあっという間に終了。
それからしばらく経ち、今度は夫婦も家を引き払うことに。同じく不用品を回収してもらうべく、イーブイに依頼をした。
不用品回収が「ゴミ屋敷」と「モノ屋敷」を解決する
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