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モーニングの名店「1700円朝食」が流石すぎた朝 いつも順番待ち「ル・パン・コティディアン」の実力

東洋経済オンライン / 2025年1月25日 7時40分

オーガニック小麦のブレッドは、バケットとカンパーニュ、ライ麦のノルディックブレッドの3種類でした。

どれも小麦の味がしっかりして、噛めば噛むほど口の中に旨みが広がる、素朴だけど上質なパンです。

ノルディックブレッドは、ジャムをのせてパクリ。オーガニックのジャムは、甘さ控えめの優しい味わいで、多めにつけても、しつこさナシ。

大きめのココットにたっぷり入ったリコッタチーズには、イタリアンパセリのみじん切りが入っていました。ミルク風味のヨーグルトスフレのような、甘味と酸味が混じり合うさっぱりした味わいです。

バケットにたっぷり塗って食べると、もったりしたクリーミーな舌触りと、バリバリしたパンの食感のコントラストが楽しめます。

カンパーニュとスモークサーモンで即席オープンサンド

明るいオレンジ色が目に鮮やかなスモークサーモンの上には、ハーブのディルと青ネギがトッピングされ、横にくし形にカットされたレモンが添えられています。

燻製されることで水分が飛んで身が締まるので旨みが凝縮されますし、燻煙の芳香は魚特有の臭みを抑えてくれます。鮭はお刺身や塩焼きが苦手な人でもスモークサーモンは好きという人も多いのではないでしょうか。

メスクランサラダとは、葉野菜だけのサラダのことだそう。ベビーリーフを使用した青々と若く柔らかいグリーンサラダには、コリアンダー(パクチー)やハーブがミックスされ、香りが良く深い味わい。

カンパーニュの上に、メスクランサラダとスモークサーモンとゆで卵をのせれば、即席オープンサンドの完成です。

3種類のプレーンなパンを、さまざまな味付けでちょっとずつ楽しむ、大満足の朝ごはんとなりました。

木肌のぬくもりを感じる空間で、ゆっくり食べるモーニング

増上寺の隣、東京プリンスホテルの敷地のはじっこにポツンと佇む「ル・パン・コティディアン」芝公園店。

東京タワーという観光スポットに隣接していながら、店の正面には芝公園の豊かな緑が広がり、東京の中心地なのに、避暑地のようなムードを醸し出しています。

店内はジブリの世界が広がる

平日朝9時半に到着した時点で、店内はすでに満席。

パンのクオリティはもちろんのこと、都心ならではのアクセスの良さと、写真映えする内装に加え、もともと「ル・パン・コティディアン」が世界的な知名度を持つベーカリーチェーンということもあり「並んででも食べたい」と思っている人がたくさんいるようで、30分ほど待ってから席に案内されました。

一歩店に足を踏み入れると、そこはまるでジブリの世界。パンを並べる什器や、床材・建具、テーブルやいすのすべてが、無垢材で造作されており、木肌のぬくもりを感じる空間です。

西洋風の鎧戸がついた、大きな窓からの風景は、プリンスホテルの庭を望み、まるで森の中の隠れ家です。

客層は女性のグループや、家族連れ、インバウンド旅行者などが主で、ラフなファッションの人がほとんど。それぞれが食事と会話を楽しみ、さまざまな言語が混じり合うさざめきを心地よいBGMに、パンを頬張る朝です。

編集部注:本記事に登場するメニューの価格は、すべて取材時点のものです。昨今の円安、原材料高騰などの影響を受けて価格が改定されている可能性があります。また、店舗によってモーニングの値段・内容は異なる場合があります。

大木奈 ハル子:ブロガー・ライター

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