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本の内容「身につかない人」意識すべき読書のコツ 電子か紙か?選書の方法、読み方のコツなど紹介

東洋経済オンライン / 2025年1月29日 10時0分

次にジャンルにおける選書の方法であるが、AIでもDXでも金融リテラシー関連でもなんでも良いのだが、あるジャンルにおいて複数読んでみて、まずは自分が「しっくりくる」著者を見つける事だ。

ここでいうしっくりくる、とは自分にとって分かりやすく、表現やボリューム、テンポやリズムもちょうどよく、共感出来て、尚且つ具体的な仕事への応用イメージなんかが湧いてくるような、という意味である。

そうなると今度はやるべき事は2つある。

1つはその著者の他の本も読んでみる事、そして2つ目は同じジャンルにおいて敢えて正反対の議論などを展開している著者や、気に入った著者とバックグラウンドが全く異なる著者の本を読んでみる、という事だ。

前者については言うまでも無く、自分の読書スタイルに合うという事は、自分にとってより分かりやすい学びの教科書として活用出来る可能性が高いという事だし、なんといっても自分が尊敬出来うる著者の頭の中をそれこそひっくり返す様な作業が複数の著書を読む事によって可能だからだ。

複数の著書を網羅する事でより著者との対話も活発になるし、著者を通じた疑似体験の幅も広がるというものだ。

そして2つ目の敢えて正反対を読む、であるが、これは学ぶ側の立場からするともちろん分かりやすさやとっつきやすさは重要ではあるものの、やはり様々な視点にたった議論を読み理解した上で、自分なりの立場や理解を深める、という事が重要だからだ。

要は「こういう視点もあるよね」とかそういった事も理解した上で自分なりの解釈を持つ事が重要、という事だ。

バックグラウンド(ビジネスパーソンなのか学者なのか、など)その他で意見が異なる事や切り口や視点が異なる事もあるだろうし、立場によって異なるケースも多々あるだろう。

だからこそ特定の一方とは正反対の意見や論調も理解した上で、自分のスタンスを決める事が大切なのだ。

さて、その上で読む際のコツだが、やはり一番は何度も繰り返し読む、メモを取る、立ち止まって考える、の3点につきる。

何度も繰り返し読む、は言うまでも無く最初分からなかった事の理解や、深く考える事無く読み飛ばしてしまった事などの発見などに繋がり、より深い理解につながるからだ。

一度読んだら終わりではなく、繰り返し読む事で理解も深まるし、覚える、という事である。

名著は何度読んでも素晴らしい、というがまさに自分にとってのいわばバイブルの様なものをジャンルごとに発見出来たとしたらそんな素晴らしい事は無いと断言出来る。

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