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JR渋谷駅「ハチ公改札」移転でどう変わったのか 定番の「待ち合わせスポット」最寄りの改札

東洋経済オンライン / 2025年1月29日 6時30分

JR渋谷駅のハチ公改札付近。朝ラッシュ時は通勤客でごった返す(記者撮影)

「100年に一度」といわれる大規模再開発が進行中の渋谷駅。地下鉄銀座線のホーム移転や山手線の一時運休を伴う線路の切り換えなどを経て、駅の姿は大きく様変わりした。現在も各所で工事が進み、利用者の動線や風景は目まぐるしく変化し続けている。

【写真を見る】こんなに変わった渋谷駅。地上時代の東横線渋谷駅、何回も行われたJRの線路切り換え工事、そして改札移設前後のハチ公前広場など大規模再開発で目まぐるしく変化した渋谷駅周辺の姿

そんな渋谷駅に新たな変化があった。街のシンボルでもある忠犬ハチ公像が建つ「ハチ公前広場」に面したJR線の「ハチ公改札」が移転し、1月26日から新たな改札の使用が始まった。

「ハチ公」から遠くなった改札

今や世界に知られる観光名所となった渋谷駅前のスクランブル交差点に面し、定番の待ち合わせスポットとして知られるハチ公前広場。その最寄りの改札がハチ公改札だ。広場には東急田園都市線・地下鉄半蔵門線の渋谷駅や地下街「しぶちか」の出入り口「A8出口」があり、渋谷が目的地の利用者だけでなく多くの乗り換え客で終日混雑する。

【写真】「QFRONT」ビルが建つ前のスクランブル交差点や地上時代の東横線渋谷駅、何回も行われたJRの線路切り換え工事、そして改札移設前後のハチ公前広場など大規模再開発で目まぐるしく変化した渋谷駅周辺の姿

従来の改札はやや離れて2カ所に分かれており、どちらもハチ公前広場に面していた。新しい改札は駅の東西を結ぶ通路に面しており、名称は「ハチ公改札」ではあるものの、実質的には線路をはさんで反対側の宮益坂口に近い。

田園都市線や半蔵門線とJR山手線・埼京線の乗り換えルートとして親しまれてきたハチ公改札。移転によってA8出口に面した旧改札が閉鎖されただけでなく、すぐ横にあった地下への階段もなくなったため、乗り換えの際の移動距離は延びた。

【写真】2023年11月、最後の線路切り換え工事の際のハチ公前改札

新たな改札は東西を結ぶ通路に面しているが、通路は動線の混乱を避けるため中央部を仕切って左側通行となっており、ハチ公前広場側から改札に入場する場合はいったん反対側の宮益坂口まで通り抜けてから折り返す形だ。

ラッシュ時は迂回推奨?

「JRハチ公改札は、宮益坂口への移転により入場までにお時間をいただいております。JR線お急ぎの方は南改札へお回りください」。改札移転後初の平日となる1月27日の朝、広場にはほかの改札への迂回をうながすアナウンスが響いていた。

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