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1点で一目置かれる、自身を「格上げ」する名品とは 大人にふさわしいブーツ、ベルト、時計、万年筆

東洋経済オンライン / 2025年1月31日 8時0分

そんなブランドのまさしく象徴とも言える本モデルは、生後2年を経過した牝牛(めうし)の皮革にして程よい柔らかさが魅力のカウハイドを熟練工が一本ずつ丁寧に編み上げている。

そして、ニッケルでコーティングすることで無骨さを軽減させた真鍮製バックルがほどよい存在感を放つ。

ベルト幅は数種用意されているが、腰回りの印象を程よく抑え、オンオフともに振り幅を持つ25ミリ幅から試してみることをおすすめする。

リセールバリューに踊らされない「本質美」を追求

近年の腕時計の市場動向についてプロに尋ねると、資産的価値やリセールバリューばかりを優先し、時計本来の魅力ではなく、付加価値ばかりが持てはやされる傾向が根強いという。

とはいえ一方では、本来の機能性やシンプルなデザインへの揺り戻しが少なからず見られる。

そんないわばカウンターの象徴として再評価が進むのが、バウハウスに代表されるモダニズムデザインと言えるだろう。

ドイツの歴史ある腕時計メーカー「ユンハンス」から、ドイツの国立デザイン学校として知られるバウハウスにおいて“最後の巨匠”とも称されるマックス・ビルの名を冠したニューモデル「Max Bill Chronoscope Bauhaus」が誕生した。

金属面にセラミックスの薄膜を生成し、耐摩耗性、耐熱性、耐食性などを利かせたブラックPVD加工のステンレススチール製ケースやスチールグレーのインデックスなど、あえて無色彩のモノトーンを基調としている。

シースルーバックなど時計好きの感性も刺激しつつ、視認性の高さや必要十分な5気圧防水は備えているが、過度な機能や装飾を排除した。

あくまで普段使いにおける合理性を追求するバウハウスの遺伝子を受け継ぐ、ミニマルかつ上質なアイテムに仕上げている。

生誕100周年を迎えたブランドきってのアイコンモデル

「ビジネスシーンにおいて、大人の男を彩るのは時計とペン」。ファッション業界の重鎮たちは口を揃えてそう言う。

いざという時のため胸元に挿したペンが実は目ざとくチェックされ、それが板についていれば、ようやくベテランたちのお眼鏡にかなうというワケだ。

とくに好印象とされる万年筆なら、1906年に創業したドイツの名門「モンブラン」という結論に行き着く。

昨年生誕100周年を迎えた「マイスターシュテュック」シリーズは、そんな名門きってのスタンダードにして代表作の1つでもある。

俗に“モンブラン樹脂”とも呼ばれるしなやかさと上品な艶を併せ持つプレシャスレジン製のペン軸に、その名の通りマイスター(熟練した職人)が一本ずつ手作業で仕上げた14Kゴールドのペン先を合わせた。

胸ポケットからさり気なくのぞく、氷河モチーフのホワイトエンブレムも相まって、「はじめまして」の印象を大きく格上げしてくれるはずだ。

3展開あるサイズの中では、華奢過ぎず、ビジネスシーンでも取り回しに優れたル・グランが最適解と言えるだろう。

白水 健寛:エディター・ライター

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