1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

フジ「CMストップ大打撃」、親会社の利益ほぼ半減 「中居問題」で広告収入が200億円超も吹き飛ぶ

東洋経済オンライン / 2025年1月31日 7時30分

そのため、フジテレビの事業が大きなダメージを受けても、放送外事業でカバーすることができるポートフォリオになっている。すぐさまフジ・メディアHDの経営が危ぶまれるということはない。

「3月末以降はCM再開」となるのか

しかし、「影響はこれだけでは収まらないだろう」(キー局幹部)との見方がもっぱらだ。

というのもスポンサー企業の多くは、「少なくても3月末に予定されている第三者委員会の調査結果を見てから判断する」としている。3月末までの広告復活はあり得ない。

さらに「調査結果が曖昧だったり、フジテレビが明確な信用を取り戻す施策を打ち出すことができなかったりした場合には、さらに長期間CMがストップしてしまう事態も十分ありうる」(同)。そうなった場合、来期2026年3月期決算は大幅な赤字に陥る可能性が濃厚だ。

フジテレビの系列局も経営に大きなダメージを受けることは確実だ。1月31日配信の『フジ系列は何位?テレビ局「営業利益」ランキング』のデータでもわかるように、大半のテレビ局の台所事情はそもそも苦しい。

信用を培うのには長い時間を要するが失うのは一瞬だ。

「『週刊文春』が女性トラブルへの社員の関与について記事を一部訂正したが、フジ・メディアHDがコンプライアンス面やガバナンス面で問題を抱えていることには変わりはない。信用を取り戻すまでの間、フジテレビの再建は厳しいと言わざるをえない」。業界からはそんな声が聞かれる。

田島 靖久:東洋経済 記者

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください