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最終目前の「タイプロ」何故こうも盛り上がったか timeleszと候補生、両者が主役の"物語"の終着点は?

東洋経済オンライン / 2025年2月7日 7時45分

5次では、timeleszの菊池風磨、佐藤勝利、松島聡がそれぞれ率いる3チームに候補生12名が振り分けられ、メンバーによるプロデュースのもと新曲を仕上げていくことに。

候補生同士でグループを組み、パフォーマンスを披露するという課題自体は、3次・4次審査と共通だ。しかしこの5次審査は、「timeleszと候補生がワンチームになって作品を作り上げる」点においてこれまでと大きく異なる。

練習風景では、各チームの候補生がtimeleszと同じ釜の飯を食べ、冗談を言えるほど打ち解け、仲を深めていく様子が描かれている。この5次審査はまさに、最終的に1つのグループになることを目的とした「タイプロ」ならではのステップだ。

そして、次なる最終審査。いよいよtimeleszと候補生が“隣に立つ”プレイヤーとして並び、チームでパフォーマンスを披露することが決まっている。この段階的な変化に感じるのは、まさしく「タイプロ」ならではのドラマ性だ。

このオーディションを表すとき、timeleszが一貫して口にしてきた「仲間探し」というフレーズがある。最終審査を目前にした今、そのゴールがいよいよクリアに見えてきた。

「既存グループへの加入」で最後に存在する壁

気になる審査の基準について、5次の結果発表の際にはメンバーの菊池から「我々との相性」「親和性」といったキーワードが言及された。それらの要素は、最終審査の指標にも含まれてくるだろう。

つまり、新たにグループを立ち上げる他のオーディション番組とは異なり、「タイプロ」では、現メンバーと候補生の“バランス”が見られることになる。これは今回の審査における大きな特性だろう。

timeleszに限らず、グループアイドルにとって必要不可欠なのが、グループ内での強みやポジションの差別化だ。歌やダンスといったパフォーマンスのスキルはもちろん、そこにはアイドル/タレントとしてのキャラクター性も含まれてくる。

グループ全体を1つの多角形だとするならば、新たに加入するメンバーが、既存メンバーとは違う“魅力の一角”を担えるか。

加入メンバーが新しい魅力軸を打ち立てることができれば、timeleszはグループとしてより大きな多角形を作ることができるだろう。

「伸びるアイドルグループ」の条件

ハロー!プロジェクトなどのプロデュースを手がけるつんく♂は、「伸びるアイドルグループ」について、自身のnoteでこのように語っている。

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