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小学生パパが直面「娘のメイク」にどう向き合う? 低年齢化が進むキッズメイク 心配もあるが…

東洋経済オンライン / 2025年2月12日 15時0分

肌への負担が心配という声とともに、不安として挙げられるのが、校則をはじめとするルールやTPOからズレていないかどうか。これは、やはり保護者からの声かけも大事。

「おやすみの日だけにしよう」「メイクは時間がかかるから、メイクのせいで遅刻しないように早く起きよう」「なるべく使い切れるように工夫しよう」といったルールを家庭で子どもたちと一緒に決めることも大事かなと思っています。

「現在、娘は中学生ですが、自分が中学生だった頃を振り返ると、周りにはメイクをしている子はさすがにいませんでしたね。正直、“不良の女の子”がするイメージでした」と語るKさん。

娘さんのメイクに関しては「洗顔など、娘がスキンケアをしている姿を見ると、とても丁寧にできているので、私としては適度にスキンケアやメイクをすることは、大人になる予習だとも思います。

それに、娘の将来の夢は、ヘアメイクさん。だからメイクに好奇心があることはとてもいいことだと考えています。

校則に違反しておらず、似合っていればいいと思いますし、“かわいいね”と声をかけることも多いです。ただメイクに夢中になりすぎて、勉強がおろそかになるようであれば注意しなければいけないと思っています」(Kさん)。

「ルールを守ったうえで、自分で自由に表現ができるメイクはいいことだなと思います。ただ、まだ小4なので行きすぎると怖いなというのはあります。メイクをしないほうが可愛いと率直には思いますが、メイクを見せてきたら“可愛い”と褒めます(笑)」(Tさん)

表現力、創造力が育まれるというメリットも

メイクアップアーティストの立場として、メイクには、絵を描く、曲をつくる、詩を書くなどの創作活動と同じで、創造力を育てるメリットがあると思います。新たな自分の魅力に気づくことで自己肯定感も高まるので、ぜひ、メイクをしたら褒めてあげてほしいです。

そのときの“嬉しい”という思いが、今度はお友達のメイクやいいところを褒めてあげようという“他者肯定感”にもつながるはず。また当たり前ですが、メイクしているときも、メイクしていないときも同じように褒めてあげてほしい。

メイクにどんなに詳しくても、まだまだ子ども。頭ごなしにダメではなく、保護者が見守り、正しく導いてあげながら、一緒に楽しんでいただければ、いろんなメイクのメリットを味わっていただけると思います。

構成:楢﨑裕美(美容ライター)

イガリ シノブ:ヘアメイクアップアーティスト

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