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投資で負ける人がやりがち「5つの悪癖」とは何か 「慌てて利益確定」「目移り」…あなたは大丈夫?

東洋経済オンライン / 2025年2月13日 10時30分

年率5%のリターンがあれば、長期の積立投資によって立派な勝者になれます(写真:タカス/PIXTA)

「私たちはもう、『お金について考えよう』にウンザリしている」

帯にそんな惹句が書かれた異色の投資本『普通の人のための投資: いちばん手軽で怖くない「ゆとり投資」入門』が刊行された。

著者の桶井道氏は、「その気持ちは、間違いなく正しい」と断言する。そして「資産運用では、いつまでも『普通の人』でいることが大切」だという。

ここでは「投資で負ける人」がやりがちな、「5つの悪癖」を紹介してもらう。

個人投資家は「長期・積立」投資で十分

トランプ2.0が始まりました。「関税発言」がたびたび見られて、株価の上下動が激しくなっています。

【書籍】「1億円より、将来の安心」……そんな「普通の人」のための投資本!

投資をしている人はドキドキしてしまうことがあると思います。これから投資を始める人は二の足を踏んでしまうかもしれません。

とはいえ、短期的な動きに過度な不安を抱く必要はないと私は考えます。米国株の歴史を見ますと、NYダウ、ナスダック総合指数、S&P500など主要な株価指数は、ときに金融ショックに見舞われながらも、長期的には高値を更新して右肩上がりであり続けました。

そこに着目すれば、不安はある程度解消できると思います。私たち個人投資家は長期投資をすればいいのです。

過去の長期的な運用成績がよく、年率5%の複利運用のポテンシャルがある「正しい投資信託」を選択して、積立投資の自動設定を行う、つまり「仕組み化」するだけで、負けない投資になる可能性が高いです。

負けない投資といえども、年率5%のリターンがあれば、長期の積立投資によって立派な勝者になれます。将来お金に不安がなくなるだけの、十分な資産形成が可能です。

「頑張ればもっと儲けられる」発想の落とし穴

仕組み化することでほぼ何もしなくても、この成績を収めることができるのなら、何か積極的に動けばもっと好成績になるのではないか?……そう考えられる方もいらっしゃることでしょう。

この記事では、そんな人がやりがちな「5つの悪癖」をご紹介します。

悪癖1:儲かっているうちに利益確定したくなる

これはやってはいけません。「正しい投資信託」を選んでいることが前提ですが、この先も負けない投資ができる可能性が高いです。

10~20年先、あるいは老後の資金のために資産形成しているはずなのに、少額を儲けただけで利益確定するのでは、目標を見失っているといえます。

数千万円単位の資産をつくる当初の目標を思い出してください。日銭を稼ぐために投資しているわけではないはずです。

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